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自分の心を縛り続けてきた鎖の正体を言語化してみた
結局のところ、自分は必要な存在なの?
時折、自分のステータスを持ち出して、自分の評価を勝手に考えたりします。客観視という意味では必要なのかもしれませんが(市場価値を測るという意味で)、現状は自己否定の道具でしかない。
社会の評価は気にしない。自分は自分。度々言われてきたことではあるのですが、何か行動を起こせば必ず評価は下される。
何年も抱え続けてきた悩み。結論として、自分は他人を敵視していて、その根底には「自分は誰にも好かれない」という自己認知を作り続けていた。
相手を一目散に「敵」と見做さないこと。そのためには、自分に貼り続けた「好かれない」というレッテルを取り外すこと。それが、次に繋がると捉えることにして。
今回は以前に書いた「サーカスの象」にまつわる話の再整理です(記事のリンクは後述)。2年前から深層的な部分を具体化したことを書きました。実行するにも勇気が必要で、しんどさが相当に強い印象でした。🐍⭐️🐍
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サーカスの象の話を復習する
サーカスの象と呼ばれる寓話があります。学習性無力感(学習性無気力)を説明するために用いられることが多いです。
うつ病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)と似た症状を示すそうで、支配的な家庭で育てられた子どもや硬直化した職場で働く大人などをイメージすると、分かりやすいかもしれません。
学習性無力感(学習性無気力)やトラウマの説明に用いられる。サーカスの象は、杭につながれた鎖で逃げられないことを小さな頃から学ぶため、大きくなって鎖を杭ごと抜く力を得ていても、それを試そうともしなくなる。これは、管理者によって管理しやすく教育されていることを表す。
失敗して、その失敗を周りに責められる(非難される)。その体験が連続することで、次第に自分のできそうな範囲だけを無難にこなすようになる。
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この例えはチャレンジ精神の喪失として話されることが多いですが、その背景には「失敗することが恥ずかしい」の他に、いわゆる「失敗することで周囲から非難されることに耐えられない」もあると、個人的には思います。
自分はまさに後者のパターンでした(前者もある程度ありましたが、後者が圧倒的でした)。
特に、集団戦みたいな場面(体育の授業では何かと多い印象)では、悉く失敗を連発して、精神的にしんどい思いをしました。とにかく「周囲を怒らせてはいけない」ことに必死でした。
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自分を縛る鎖を言語化してみる
抑圧的な生き方を続けることで、次第に夢を描くだけの発想力が失われる。サーカスの象(寓話)の本質はこれだと思っています。
自分に対して勝手に限界を設けてしまう。周囲も限界を指摘するなどあるかもしれませんが、誰よりも自分自身が限界を作り上げるのです。
自分の場合は「他人から好意的に評価されることはない」ということ。昔は「自分には能力がない」と考えていましたが、何となくズレているなと。
周囲に受け入れられない自分を責め続けていた。能力がないというのは、成功か失敗という結果論だと思いますが、自分は失敗自体にはあまり注目しておらず、その先にある周囲からの非難がいつも気がかりでした。
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自分の能力不足と周囲からの冷たい視線。実態としては、確からしい場面もあると思いますが、全てではない。現実の付き合いがある中で見ればこそ。それこそ、認知の歪みに似ていると思います。
そして、自分を縛る鎖の大半はこういう性質のものではないか。他人に気に入られたいけど、現実は気に入られないに決まっている。みたいな。
現在もなお、その意識に囚われる時があります。冒頭に書いた通りです。数年前に比べたらだいぶ改善はされていると思うのですが、この手の鎖を根本から断ち切ることこそが、自分の本質的な目標なのかもしれません。
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おわりに
今回この記事を書いたのは、自分の苦悩を昇華させた状態ではありますが、似たような悩みを抱える誰かに伝えたいという想いがあるから。
また、今年度から児童養護施設の子どもたちに関わることになりました。その上で、現在の不安を抱え過ぎた自分のままでは…と思いました。
まずは、自分が過去に課した鎖を解くことから。そこから頑張ろうかなと。
この辺の話は、今週立ち上げたマガジン「個人主観的な分離融合の世界線」に整理する予定です。そのために、今回はベースとなるであろう、自分の深層心理の話をエッセイとして書きました。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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