【畑の始め方】6.畑1の現状と整備開始
📷緒言
私は8月末に結婚・引越ししてから、前回報告した家庭菜園スペース・水耕栽培・茶庭・畑1・畑2で栽培を始めました。
畑1とは、家の裏にあるスペースで、茶庭と繋がっており家の景観に関わる部分です。夫のご両親によると、昔は野菜を育てていたが管理出来なくなったために除草剤を散布し、1-2年経ったそうです。
植物は生えていますが…いよいよ冬が間近となり、剪定日和です。作業を始めましょう。
👞方法
・畑1の現状確認
・キバナコスモスの自家採種
・お父様が刈った木の玉切り(炭焼き持込用)
・渋柿の駆除
※茶庭の木は、夫のお父様がバリカンやチェーンソーで手入れし、切り倒した木を畑1にまとめています。
※植物スキーとして除草剤は最も憎い薬物です。しかし、まだ生きている渋柿の木2本の撤去にあたり、利用する事にしました。
※この渋柿の木は畑の真ん中と端にあり、干しても美味しくないそうです。鳥のフンから出てきたとか。
🌿結果
植生はキバナコスモスとオオクサキビを主とし、時々ヤブガラシやメリケンカルカヤ、ヒメツルソバ、除虫菊等が生えています。夏はメヒシバ・オヒシバ・ツユクサも生えていましたが、今はありません。カスマグサの様な、肥沃な土地に生える細やかな草を確認出来ましたので、
除草剤はその残留性も問題ですが、どうやらオオクサキビが除去してくれている様です(考え方の参照:クリーンクロップ)。しかし、キバナコスモスのごく一部の株が変わった生え方をしているので、完全に抜けた訳ではないと推測します。
オオクサキビは写真の通り、種を付けて倒伏し自然に枯れています。これは稲藁の代わりになりそうなので、順次刈って利用します。
(除草剤の完全除去を考えると、オオクサキビも捨てるべきではあります。炭入れたい…)
今回もこの木が転がっていましたので、炭焼き持込用に、使える部分を玉切りしました。もし炭焼き職人から炭のくずを頂けるなら、畑にまく事も視野に入れます。
📚今宵の学び
除草剤は植物体内の酵素反応を止めて植物を枯らします。除草剤の成分は、グリフォサートで2%/年しか分解されず発がん性を持っています。
こんな毒物を効率化のために気前よく撒き、地球のために除草剤に耐えて伸びゆく植物達をスーパー雑草などと呼ぶ無礼な人々の多い事を残念に思います。
少なくとも「大地から草がなくなる」という事は、其処の生態系と生き物の生きられる土が無くなるという事を意味します。除草剤は本当に、スズメやミツバチ、淡水貝といった小動物達に影響を与えないのでしょうか?
(ミツバチの失踪と大量死はネオニコチノイド農薬が主原因ですが、除草剤も原因の1つに数えられています)
山の間伐不足で下草が無くなる→山の貯水量が減る→洪水被害大を思うと、除草剤は地球温暖化や土地の洪水耐性にも悪影響があるのではないかと思ってしまいます。
…かつてグリフォサート(商品名:ラウンドアップ)とセットで遺伝子組換え苗を販売したモンサントは、種の知的財産権を理由に多くの農家に裁判をふっかけました。インドの綿花栽培などは、除草剤の効かなさと多額の借金のために、多くが死を選んだそうです。その後モンサントは裁判に敗訴し、だがバイエルに買収されて生き延びています。こうした負の結末は、遺伝子組換え技術やゲノム編集・RNA農薬普及のため、およそ自主上映されるドキュメンタリー映画にしか残っていません。
目新しい技術に飛びつく前に、公の情報以外にもよく調べる事をお勧め致します。目の前に生えている雑草は食べられたり、栽培に利用したり出来るかもしれません。
ミツバチが全滅したら3-4年で地球は滅びると言ったのはアインシュタインです。あなたの不用意な一撒きが、ミツバチ全滅や地球温暖化に繋がるかもしれませんよ…
最後になりましたが、私は植物の安寧を願っております。