【現役保育士が教える】子どもに寄り添った絵本読みの方法~絵本の読み方で子どもの姿が変わる【保育者、子育て中の親におすすめ】
子ども達の大好きな絵本読みは、
保育士や幼稚園教諭、子どもを持つ親御さんにとっては馴染みのあるものだと思います。
絵本を読むことで、子ども達は絵本の世界に触れ、興味を持ち、充実した感覚を得るでしょう。
そんな「絵本読み」ですが、
絵本の読み方によっては子ども達の姿が変わることを私は発見しました。
例えば、落ち着きが無く衝動的に手が出てしまう子が絵本読みを通して
気持ちが落ち着く時間が増えた、または情緒が安定した。
例えば、絵本に興味が無く、絵本読みの時間になると大声を出したり、友だちにちょっかいを出して妨害する子が、
段々と絵本に興味を持ち、前のめりに絵本を見るようになった。
など、絵本読みには子ども達の気持ちを落ち着かせ、姿が変わっていく
そんな力があります。
では、
絵本をどうやって読めば子ども達に良い影響をもたらすことができるのか
保育士として10年以上勤務をしている現役保育士の私が、
4つの園の子ども達に絵本読みをしてきた経験と、
たくさんの絵本読みの研修にいき学んだことから見出した方法を記します。
第一章 絵本読みの要素を分解する。
すでに保育士をされている方や子を持つ保護者の方にとって、
絵本読みは何度も行っている方もいると思います。
ですが、絵本を読む時にどういった事を気をつけているか
また、どういったやり方で読んでいいのかを考えている方は少ないと思います。
私は絵本を読むにあたって、絵本読みの要素を分解しました。
それは、〇〇の多さと△△の強弱の2軸分解です。
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