きょうりゅうじま だいぼうけん(絵本)遮蔽物によって見え方が違うのが楽しい仕掛け絵本
子ども達、特に男の子は恐竜が大好きですよね。
僕も小さい時にはそうでした。
そんな恐竜を探しに探検に行くというワクワクドキドキの絵本がこちら
間瀬なおかた 著
ひさかたチャイルド 出版
おすすめ年齢:3~5歳児
■あらすじ■
探検をするのが大好きなタンタンちとケンケンは、
ある日恐竜島があるというニュースをみました。
探検の好きな二人は居ても立っても居られず、恐竜島に探検に行きました。
嵐の海を越えて、島に到着して森を進んでいくと、図鑑に載っている姿そっくりな恐竜を発見しましたが…
■レビュー■
仕掛け絵本ということで、
タンタンとケンケンが恐竜を発見したページに穴が開いていて、
次のページの一部が見えるようになっており、
そこからは恐竜に見えますが、
次のページをめくると違う動物だったという構成になっています。
そのため、子どもも発見の喜びと、違う動物だったというオチが、
子どもに緊張と弛緩を与えて、絵本に引き込まれると思います。
また、子ども達が大好きな恐竜が題材なので、いろいろな種類のものが出てきて、知識にもつながります。
最後の展開も見開きページなのも相まって、
迫力があって読み応えがありますよ。
■読んだ子どもの姿■
タンタンとケンケンが恐竜を発見するたびに、
「あ、〇〇サウルス!」などと登場人物のように叫んでくれます。
次のページで見間違いだった時には、またも同じように「違ったー」と反応してくれます。
最後の大きな恐竜を見たときも、
その大きさに驚く反応を見せてくれますし、
絵本の思う通りに興味を持ってくれます。
何度も読んでの展開を知った状態でも、
「これ恐竜じゃないよ」などと「僕知ってるぜ」的なことを言いますが、
話を気に入っているため、知っているから見ないのでなく、
より絵本に集中してくれます。
そのため、何度も読んでも飽きないでしょう。
仕掛けがメインのため、ページ数も比較的少なく、文字量も多くないので読み手も読みやすいのでとてもおすすめです。
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絵本ソムリエ