外食時に読む本
近頃は上野誠さんの「万葉手帳」(2016年 牧野貞之写真 東京書籍) が、
調べたいことを簡潔かつダイレクトに伝えてくれる感じで、
明晰な写真も美しく、読みやすいので手にすることが多い。
それまでは石母田正の「日本の古代国家」(岩波文庫) などをジワジワと読んでました。真ん中辺りから迫力が伝わってきます。
石母田正の著書は「中世的世界の形成」が岩波文庫で出た時に、これは数日でまとめ読みしましたが、「日本の古代国家」は一々確認するごとく数ヶ月ほどかけて読んでいます。
私は普段「ビクトル・ユゴーを尊敬してる」などと言ってるのに
今更ながら「ノートルダム・ド・パリ」(上下 岩波文庫) を購入し、
それも「日本の古代国家」と並行して読んでました。
やはり善悪の対比に鋭さが有り、その提示自体が「リベラリズム」であると感じます。
数十年ほど前に岩波文庫で買いそびれていた「上宮聖徳法王帝説」を
梅田茶屋町の書店で (システム手帳 [ファイロファックス] のリフィルを買いに行った時に) 発見し、何と聖徳太子の著書と伝わる「三経義疏」(上下 岩波文庫) もあったので、
それらを次期外食読書チームにしたいと考えております。