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世界初のアニメーション「哀れなピエロ」 Pauvre Pierrot をシャルル・エミール・レイノー Charles-Émile Reynaud が上映 (1892年10月28日。仏)

フランスの発明家シャルル・エミール・レイノー  Charles-Émile Reynaud (1844年12月8日-1918年1月9日) が、1892年10月28日にパリのグレヴァン蝋人形館で、自ら発明 (1888年) したスクリーン投影装置テアトル・オプティークを用いて「哀れなピエロ」Pauvre Pierrot を上映。
アニメーション映画の先駆とみなされています。
「哀れなピエロ」は2015年、ユネスコ世界記憶遺産に登録 (※1)。


🔍🎞 NickelOdéon YoutubeChannel.  「哀れなピエロ」 Pauvre Pierrot  (1892年仏) 作・上映シャルル・エミール・レイノー。


「映画」と述べているネット記事もありますが、
フィルム等の《単一の媒体》に記録されておらず
背景・人物ごとに複数の媒体を同時に組み合わせて映写する点が、
その直後に発明された他の《映画》と異なります。

(当時は未だモノクローム画像のみの) フィルムを使わず、
《回転する連続静止画を鏡とライトで反射させてスクリーンに映す》、《背景画像は別個のプロジェクターで映写する》形だったので
カラーの画像となっています。

🔍🎥 Museu del cinema公式YoutubeChannel.  テアトル・オプティークの構造説明動画

テアトル・オプティークは、1877年にレイノーが発明したプラキシノスコープという (本来は) 覗き窓式の動画をスクリーンに映し出す装置で、同じくレイノーが1888年に開発。
これを使って1892年に「哀れなピエロ」を上映。


(参考)
🔍🎞 Library of Congress (アメリカ議会図書館) 公式YoutubeChannel.  「愉快な百面相」[別邦題・おかしな顔のユーモラスな面相]  Humorous Phases of Funny Faces  (1906年米 ジェームズ・スチュアート・ブラックトン監督)  
📝 単一の媒体 (フィルム) に記録したアニメーションとしては、世界初の「アニメーション映画」とされています。  


※1
🔍 ユネスコ Memory of the World 公式ページ 



(29日記事公開)

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