法隆寺吉祥悔過 1月7日から14日 28 ART AND MOVIE 2022年1月7日 00:00 法隆寺吉祥悔過 (きちじょうけか / 修正会 しゅしょうえ) 1月7日から14日まで / 法隆寺寺務所を出て西院へ向かう僧侶の列。画面奥は南大門。/ 2019年1月14日10時46分撮影 / 🔍法隆寺公式ページ http://www.horyuji.or.jp/news/ /📔ブログ内関連記事 https://note.com/artandmovie/n/n206c3eacd096?magazine_key=me3c22d1252e3 / 僧たちは中門前で合掌一礼し、西院回廊の南東扉をくぐり大講堂 (本尊 薬師如来) へ東扉から入ります。/ 追記・吉祥悔過の本尊は金堂に祀られる吉祥天と毘沙門天ですが、両尊と薬師如来の直接的な関連が思い当たらず (毎月8日は薬師縁日ですが)、大講堂でも読経される理由を更に調べたいと考えてます。金堂の吉祥天・毘沙門天像が造られる (1078年) 平安以前は講堂に吉祥天の画像を掲げて悔過の本尊としたこととの関連でしょうか。金堂の法要でも薬師如来 (金堂にも薬師像安置) 眷属の十二神将の名が読み上げられますが。 8日からの7日間の本行の毎日午前 (日中 にっちゅう) は西院の大講堂で「讃説」(さんせつ) が行われ僧侶たちが読経します。その間、大講堂の普段は開放の正面扉が西端以外は閉じられる珍しい形。讃説の時にも大講堂に入れました。 / 2019年1月14日11時2分撮影 / 讃説が終わり僧侶たちが大講堂から出たところ。悔過の期間は画面右の鐘楼の窓が開き梵鐘が鳴らされます。続けて金堂 (吉祥悔過の本尊の吉祥天と毘沙門天は金堂に彫像 [平安時代 国宝] が祀られています) へ東扉から入り十数分ほどの法要、また東扉から出て回廊南東角の出入り口から西院を退出、中門前で西院伽藍に向けて合掌一礼し寺務所へと戻りました。午後からも吉祥悔過は続きます。 / 2019年1月14日11時29分撮影 / 寺務所へ戻る僧侶 / 2019年1月14日11時50分撮影 讃説直後の普段の状態になった大講堂 (平安時代 世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」の一つ、国宝) 金堂 (白鳳-天平前期 世界遺産の一つ、国宝) 東面 僧たちはこの東扉から出入りしました。かつては東扉まで回廊が伸び、戦前の紙幣、切手などにも描かれています。🔍 お札と切手の博物館公式ページ 1930年紙幣 https://www.npb.go.jp/ja/museum/tenji/gallery/otsu100.html / 吉祥悔過の間は窓が開いて梵鐘が見える珍しい状態の、鐘楼 (平安時代 世界遺産の一つ、国宝) 同 西正面 / 記事写真 2019年1月14日撮影 /📔ブログ内法隆寺全国宝建築写真記事 https://note.com/artandmovie/n/n006b05aebd73 / #奈良 #法隆寺 #法隆寺の建築 #大和路の行事 #吉祥悔過 28 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート