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大量の富本銭発掘が公表された日 (1999年1月19日)
📷 奈良県立万葉文化館内にある「富本銭が発見されたところ」
「日本最古の公式流通貨幣」と言われている708年発行の「和同開珎」 (わどうかいほう、わどうかいちん) より古いと見られる鋳貨「富本銭」 (ふほんせん) は以前から存在は確認され、既に計5枚出土していましたが、
1999年1月奈良県の飛鳥池工房遺跡で、鋳造過程も含む33点の富本銭が一度に見つかり、
発掘した奈良国立文化財研究所が683年鋳造の可能性が高いと同月19日に発表したことで、和同開珎より前に流通した公式貨幣との見解が強まりました。
一方、まじないの目的で作られたもので流通貨幣とは違うとする説もあります。
さらに古い日本の鋳貨に近江朝時代 (667年-672年)の「無文銀銭」(むもんぎんせん) がありますが、こちらは非公式の私鋳銭と見られています。
📷 奈良県立万葉文化館内にある飛鳥池工房遺跡 鋳造炉の跡など
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🔍 奈良県立万葉文化館公式ページ「館内案内 地下一階」
🔍 Wikipedia 「富本銭」
🔍 Wikipedia「和同開珎」https://ja.wikipedia.org/wiki/和同開珎
🔍 Wikipedia「無文銀銭」 https://ja.wikipedia.org/wiki/無文銀銭
🔍 京都国立博物館公式ページ「無文銀銭と和同開珎」
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[2018年5月撮影 / 2021年6月記事更新]