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チコ・マルクスの誕生日 (3月22日)
チコ・マルクス Chico Marx [1887-1961] の誕生日 (3月22日)
アメリカのコメディーグループ「マルクス兄弟」の一人。
実際にこのチームは兄弟で、チコは長男。
喜劇映画の最高傑作とされ、
アメリカの国宝に相当するという「アメリカ国立フィルム登録簿」に載る
出演映画「我輩はカモである」Duck Soup 1933年 米 パラマウント社製作
を、私はビデオテープに録画して何回も見ていた時期があった。
さらにそれを録音して、音だけを聞き続けるほど気に入り、
たしかに「ベストオブ喜劇映画」にふさわしい面白さを感じていたのだが、
この映画に限らず、チャップリン映画などにしても、
その頃に存在していた世界中の喜劇映画の傑作に
母などの家族と一緒に見て、息抜きとして常に笑って楽しめるものがあったかとなると、
そういう「便利」な作品は探しても見つからなかった。
( ギリギリそれに近いのが、ジャック・タチ主演・監督の「のんき大将 脱線の巻」だったが。 )
やはり既成の喜劇映画を見ることは
ストーリー、時間経過の中での、
劇映画の「鑑賞」行為であって、
さらに母は、マルクス兄弟の例えばハーポなどのアクの強さも好まないようだった。
「家族と一緒に見て、息抜きとして常に笑って楽しめる」喜劇に
初めて出会えた、と感じたのは
ローワン・アトキンソンの1990年代のテレビシリーズ「ミスタービーン」が
初めてであった。
とは言え、チコたちマルクス兄弟に関して言えば、それはそれで
喜劇としての質が下がるわけでもなく
「我輩はカモである」などが「ベストオブ喜劇映画」であること自体は、
いまだに私のなかでも、おそらく世間的にも
(もう百年近く前の映画にもなろうとするのに)
さほど変化が見られない点が、面白いと感じます。
「『我輩はカモである』は狂気じみ過ぎている」 グルーチョ・マルクス
🔍🌟Movieclips公式YoutubeChannel (認証マーク付き) 「我輩はカモである」Duck Soup (1933年米 レオ・マッケリー監督) ミラーシーン動画。 静止画像の右がハーポ・マルクス (隣国シルヴェニアの間諜ピンキー役)、左がグルーチョ・マルクス (フリドニア国 ファイヤーフライ大統領役)。右のピンキーが大統領邸にチコリーニ (チコ・マルクス演) と忍び込み大統領に変装するも本人と出くわし、鏡のフリを続けるのが、このシーンです。最後にチコリーニも来て、鏡でないとバレてチコリーニは捕まります。
🔍🌟Movieclips公式YoutubeChannel 「我輩はカモである」 チコリーニ審問シーン動画。 静止画像は右がチコ・マルクス (隣国シルヴェニアの間諜チコリー二役)、手前中央がグルーチョ・マルクス (フリドニア国 ファイヤーフライ大統領役)。おかしなことばかり言うチコリーニをグルーチョ大統領が何故か弁護士風にバリトンボイスで擁護し始めます。 「諸君、彼はバカのフリをしてるようだがダマされてはいけない。本当にバカなのだ」(55秒目-)
🔍 Groucho Tweet.
#GrouchoMarx:"Gentlemen, he may talk like an idiot and look like an idiot. But don't let that fool you. He really is an idiot." #BorisJohnson pic.twitter.com/X14uQGlgJq
— Groucho (@AllThingsMarx) July 9, 2019
🔍🌟Movieclips公式YoutubeChannel 「我輩はカモである」 ティーズディール夫人 (マーガレット・デュモン演) から、隣国シルヴェニアの指導者トレンチーノ (ルイス・カルハーン演) の和解に向けての訪問を伝えられたグルーチョ大統領。はじめは喜ぶものの、ふと「握手を拒否されたらどうする?」と想像し (1分19秒目)、一人で勝手に怒り出し、丁度訪れたトレンチーノを殴って宣戦布告されるまでを一つの台詞で表す、これもユニークなシーン。
🔍🌟Movieclips公式YoutubeChannel「我輩はカモである」 『開戦ミュージカル』シーン動画。 静止画像は右からグルーチョ・マルクス (フリドニア国 ファイヤーフライ大統領役)、ハーポ・マルクス (隣国シルヴェニアの間諜ピンキー役)、チコ・マルクス (隣国シルヴェニアの間諜チコリー二役)、ゼッポ・マルクス (大統領側近役)。
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(20年1月10月11月更新)