『COLOR DESIGN カラー別配色デザインブック』感想
こんにちは、みなえです。
久しぶりに本を読んだ感想を書いてみようと思います。
トップの写真は、良い配色が思い当たらず、黄色と黒なら目立つであろう、という単純な理由で作成したポスターです。(しかも上から袋を貼り付けてスペースNoを更新して使い続けてる)
はじめに
私は趣味で絵を描く人間で、絵の描き方の本や構図の本の類を買ってはパラパラと読んでいます。
絵を描く上で困った時に開いて真似てみたりしています。…これでも。
それでも、兼ねてから色彩や図形の選び方って難しいなと思っていました。
手あたり次第に本を買ってうっすら読むより、一冊の本を読み込む方が身になると思うのですが、何となく、違う刺激を求めてまた本を買ってしまいます。悪い癖だと思います。
とまぁネガティブな書き出しはこれくらいにしておいて、センス良くて憧れるなぁ〜という人に思い切って相談してみて、読んでいる本を伺ったので、私も読んでみた次第です。
この本を読み始めるまで
初めに、何より帯の「マネするだけですぐできる!」という文言に「マネして良いんだ!」という安心感を覚えて、怖がらず本を開けました。
全ページカラーで見やすそうです。(ちなみに、最初はカラーで途中から白黒になるハウツー本はなぜか苦手です)
それぞれのページの右端数ミリをテーマカラーで上から下まで塗られているデザインで、小口染めはしていないですが、横から見ると美しく虹色になっているところが可愛いです。
おそらく視覚的効果を狙ってあえてこのデザインにされていて、実物の本だからこそ味わえるギミックで、見ていて非常に楽しいです。
めちゃくちゃ写真に撮って紹介したいのですが、うっかりやりがちですが著作権違反となってしまうので、写真は割愛します。
表紙であればAmazon リンクで紹介できるのですが、小口は難しいですね…。
KADOKAWAの公式ページも確認しましたが、個人への書影の許諾は行っていませんでした。
気になった方は本屋さんで実物を是非見ていただきたいです。
もしくは、私と直に会える方は本持っていくので小ロを見てください。小口で感動したのジョジョ展の本以来です。
目次を読んで
前述した通り、虹色になるように赤・オレンジ・黄・緑・青・紫と並んでおり、その後にピンク・茶・黒という並びでした。
なるほど、もし私がこういう本を作る立場だったら、赤とオレンジの間にピンクを入れてしまうと思うのですが、そうすると虹色としてのまとまりが無いし、やはりこの本にされている通りが美しいと思いました。
本文を読んで
ざっくり説明すると、見開きで計4ページに渡り、取り上げているメインカラーの作例と、配色紹介、その配色を使った作例、同系色での作例が紹介されています。
4ページ目では、配色パターンを円グラフで紹介しており、「確かに色を使う割合は大事だしな」と腑に落ちて見入ってしまいました。
この大量にある作例と、見やすい円グラフの配色パターンで、「マネしやすそう!」と思いました。何か、何か早速生かせないか...?何かしてみたい!ワクワクする。
また、この本オリジナルの、その色と合わせる「定番色」(ゴールド、ページュ、グレー、黒など)での作例紹介もあり、その作例を見て「デザイナーさんの手がけたものみたい」と思わず感じました。いやデザイナーさんが作られたものですが…。
ここの配色をマネしたらグッとクオリティが上がりそうです。何かしたいけど、配色すべき何かを用意しなきゃです。
そして、そのどれらの色も、CYMK・RGB・カラーコードが載っていて、すぐ生かせそうです。私は絵を描く人なので、お絵かきソフトの色選択の箇所でRGBの数値を入れれば、同じ色になるはずです。
同人イベントに行くと、その場の雰囲気で創作意欲が湧くタイプの人間なのですが、この本を読んでそれと同じくらい意欲が湧いてきました。
この本は、数ある作例で「やってみたい」と思わせてくれて、そして CYMK・RGB・カラーコードで「マネしやすい」というところを凄く気に入りました。自分と同じ悩みを持っている人がいたら胸を張っておすすめします。
...まだ本の内容を消化して自分の作品に昇華してないのですが。(ダジャレ)
コラムを読んで
配色の説明の後、それぞれの色のまとまりごとにコラムが載っていて、例えば赤の単元なら赤・朱色・紅色…のように各色の説明があり面白く、例によって CYMK・RGB・カラーコードが載っていて便利そうです。色の由来が興味深かったです。
また、どのようなイメージがあるか、その色をロゴに使用している企業、表現や効果についての実例も交えて説明があり、読んでいるだけでなんだかデキる気がしてきてしまいます。
色を自分一人で思い浮かべただけでは辿り着けないピースへと繋いでくれる気がして、刺激が多く楽しいです。
おわりに
上記の感想でも述べましたが、この本はとにかく実用しやすそうだなと思ったので、手元に置いて、配色する段階で使用してみたいと思います。
クリスマスはイブが盛り上がるように、ハロウィンは万聖節の前夜祭が由来(諸説あり)のように、私にとって新しい情報を手に入れてそれを生かす前、つまり今この瞬間がワクワクでいっぱいなのですが、その後燃え尽きないように、長くこの本と付き合っていきたいと思います。
つまり、一回この本を参考にして上手くいかなくても、めげずにチャレンジしていきたい所存ということです。
(仮に思ったように行かなかったら、その時はこの本ではなく私が生かし切れていないということです)
おわり。
ここまで読んでくださりありがとうございました。またお目にかかることがありましたら、よろしくお願いいたします。
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