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【CWS】Elvis Andrusと再契約

こんにちは、アルタです。
現地時間2月20日、球団からElvis Andrusとの再契約がアナウンスされました。今回は契約の内容と、周辺の選手も含めた起用法についてまとめました。


Elvis Andrus(34)

Andrusは今年でMLB15年目を迎える、通算1997安打を誇るSSです。昨季は開幕をOAKで迎えたものの不調のため放出され、8月19日にはTim Andersonを欠いていたCWSと契約しました。

移籍後は43試合で .271 / .304 / .464 9HR 28RBI、守備指標も良く盗塁も11個(成功率100%)と、彼がいなければ間違いなくチームもシーズンを負け越して終えていたでしょう。(CWSは昨季81-81 AndrusのbWARは1.8)

これは少ない試合数での結果とはいえ何も根拠が無いわけではなく、本人は18年に右肘を怪我する以前のスイングを取り戻せたとしています。(詳しくは以下の記事で)



契約内容

率直な感想は「こんな安くて良いの?」といったものです。というのも、昨季のbWAR 3.0といえばレギュラー〜主力級。いくら上振れの感があるとはいえそれが1年300万ドルとは驚きました。ともかく、CWSとしてはリスクの低い良い契約と言えます。


起用法

Andrus本人について

先述の通りAndrusの本職はSSです。なんならプロ入り後SS以外を守ったことはありませんが、CWSはかねてから補強ポイントであった2Bで起用する方針です。

当然不安はありますが、これについてGMのRick Hahnは問題視していない様子。


またAndrus自身も以下の記事で「(昨季まで許容されていた極端なシフトが)色々なアングルから打球を見るのに役立った。」としており、当事者としては全く問題ないようです。

シフト規制により以前にも増して守備範囲が求められる2Bでどんな守備をみせてくれるのか楽しみです。


Gonzalezら他の選手について

以前のNoteで、補強が無かった場合の2Bの筆頭候補として名前を挙げたRomy Gonzalezは、Andrusとの再契約により2B, 3B, SSの内野3ポジションに加え、プロ入り前に守っていた両翼を任せられるユーティリティとして起用するとのこと。

となると今度は「3年$16.5Mという契約の2年目を迎えるLeury Garciaと役割が被るのでは?」という疑問が浮かびますし、さらにAndrusが抜ける来年は現在AAAのLenyn Sosaが2B/SSに就く予定です。これについては、そもそも「打撃に難のあるGarciaとの契約延長自体がLa Russa前監督の意向が強く反映されたものである」との見方もあり、今回の件はGarciaの放出に向けた新たな布石なのかもしれません。


おわりに

どんな形であれ2Bの補強が叶ったのは一安心です。ベテランのAndrusには試合以外でも他の選手の手本となってくれることを願います。

短めですが今回は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。


参考

球団公式Twitter(サムネイル引用元)


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