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耳で聴く美術館 aviの自己紹介

はじめまして。耳で聴く美術館です。
このページを訪れていただきありがとうございます。
「耳で聴く美術館とは?」という思いで訪れていただいた方が多いかと思いますので、自己紹介をさせていただきます。

私はInstagram,TikTok,YouTubeといったSNSへ美術展やアートイベントなどの美術ショート動画を投稿する、動画クリエイターです。
「耳で聴く美術館」 というアカウント名で2021年より活動しており、現在フォロワー数は50万人ほど(2024年12月時点)になります。



▼活動への思い

数年間の活動を通して一貫しているのは、「美術をたのしもうとする人の窓口を作っていけたらいいな」という思いです。
私自身が大学生の頃に美術へのハードルの高さを感じていたことから、多くの人にも当てはまるのではないかと課題を感じ、動画クリエイターという立場から課題解決に取り組んでいます。
SNSという多くの人が触れる媒体を利用して、あらゆる角度から美術の動画を見てもらえるよう工夫を凝らしています。

▼自分の立ち位置について

私は視聴者のみなさまに教えるという立場を取りたいと考えておらず、あくまでフラットな立場で情報を交換できたらと願っています。この考え方は動画の構成や参加するイベントなど、全てに反映しています。

▼美術業界で働くきっかけとなった大学時代

私は大阪の出身で、神戸大学の発達科学部 人間表現学科を2015年に卒業しました。大学では基本的な美術史からファッション文化論や芸術療法など、美術だけでなく音楽・身体表現の分野についても学びました。
また中学・高校の美術教員免許を取得しましたので、教育についても時間をかけて学ぶ機会を得ることができました。中学校での教育実習を経験する中で「自分は人前に立って教えることが苦手だ。他人に教えられるほど自分はできた人間ではない。」ということを強く感じました。
大学時代は自分が美術分野で働くきっかけを作ってくれた重要な時期となります。高校までは学歴至上主義の環境で成績順に並べられましたが、大学に入ってからは各々が好きなことを好きと表現できる環境が許されていました。また成績は「人と違うものを生み出す」ことが重要視されましたので、人と同じ基準で頑張らなくても良いんだという考え方に心地よさを感じたのを覚えています。

▼遠回りをした新卒時代

しかしながら、就職活動では美術業界への就職は現実的ではなく、美術から離れ地元の鉄鋼メーカーへ就職しました。新卒で配属されたのは大きな工場で、簿記の資格を取得し経理部員として働いていました。人にも恵まれ文句のつけようがない環境ではあったのですが、人と同じことをしたいと思わない自分の気持ちが窮屈になり、体調を崩してから退職することとなりました。

▼活動をはじめたパンデミック渦

会社を辞めてからはアルバイト生活で食い繋いでいました。2020年、コロナが少しずつ流行りだし、アルバイト先も営業を止めなければならず自宅で過ごす時間が増えました。
ちょうどその時にTikTokが爆発的に流行っており、ショート動画をはじめてみようと思いました。前述したように、人前で教えることが苦手だった私ですが、スマホの画面に向かって話すことは容易だったのです。ここで重要だったのは「教える」のではなく「話す」ということでした。
また、スマホ一台あればアカウントを開設でき投稿することができるのでコストがかからないことも当時の私にとっては重要なポイントでした。

▼TikTokが後押ししてくれたクリエイターへの道

数本、ショート動画を投稿すると再生数は一気に数万・数十万回再生され、フォロワーも数千・数万人となりました。
当時TikTok JAPANがクリエイター育成に力を入れており、選ばれた100名のクリエイターが数十万円の補助金をもらいながら動画制作のノウハウを教えてもらえるオンラインの学校に入ることができました。他ジャンルのクリエイターとの交流は刺激的で、現在動画を作り続けられているのもそこで構築した人間関係や知識からだと考えています。

▼現在の活動

活動をはじめた頃はアルバイトと動画制作を掛け持ちをしていたのですが、急な取材対応からシフトを入れることが難しくなり、動画のみで活動しはじめて2年になります。
現在は、美術館や地方行政、アートサービス、ギャラリー、個人作家等の方々から紹介動画のご依頼をいただき動画を制作しています。
また、アートイベントのトーク登壇や、美術手帖様とワークショップを企画したりなど、動画制作以外の活動にも積極的に参加させていただいています。

これまでの実績
森美術館/大塚国際美術館/TOKYO NODE/麻布台ヒルズギャラリー/箱根彫刻の森美術館/資生堂ギャラリー/東京都/渋谷区/福岡市/兵庫県/東京都歴史文化財団/関西連合/マクドナルド/バカルディ/寺田倉庫 など  敬称略

▼各SNSアカウント情報

・Instagram
・TikTok
・YouTube

▼おわりに

SNSの世界は移り変わりが激しく、この活動がいつまで継続できるか定かではありませんが、多くの方々が「耳で聴く美術館」の活動に賛同してくださり活動を続けられています。これからもみなさまと美術を通して日々の発見を見つけられたらと思います。







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