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絵が下手でも描き続ける オオヤさんインタビュー
私はアートや芸術家さんとの出会いを求めて全国旅をしていますが、福岡県にある「HIVE」というゲストハウスで、同じ大学出身の人と出会う機会があります。
話を聞いてみると、ある芸術家さんのマネージャーをやっていてことがあるらしく、しかもその人は同じ顔の絵を20年間以上も描いているとのことでした。
面白そう!これはインタビューするしかないと思い、オオヤさんの仕事場に伺いました。
■オオヤ氏
1986年12月17日O型沖縄県生まれ
小学校2年生の時から同じ顔のキャラクター絵を描き続け、これまでに10回の個展を開催、CDジャケット、フライヤーを担当、その他にもiPhoneによる音楽作成、演劇出演など幅広く活動中。
各種SNSアカウント smart.bio/yoshitsugu_oya
ーアートに興味を持ったきっかけはなんですか?
20歳の頃に、美大生の友達からルームシェアに誘われたんです。
その時はそれまで落書き程度に絵を描いていたのですが、彼らが制作しているのを間近で見てて、自分も何か作ってみたいなと思ったのがきっかけです。
ー制作した中でお気に入りの作品を教えてください!
ヘタジャケですね。
これはレコードのアートワークをパロディでやっているものです。
20年間も同じ顔を描き続けていているのですが、このヘタな顔の絵を使って何か面白いことできないかなと考えて思いついたのがこれでした。
自分でも未だに分らないのですが、小学校の時からテスト用紙の裏にこれを描いていた覚えがあります。
ーヘタジャケはどのようにして作っているのですか?
ジャケットを手に入れて、それをトレースして、スケッチブックに落とし込んでいます。
ー影響を受けたアーティストさんや作品はありますか?
歴史、宗教、哲学と様々なことから影響を受けてきましたが、最近だとブッダですかね。
自分がどう生きていくか悩んだ時に、歴史上の人達が時間軸を超えて肯定してくれます。
例えば、『天才バカボン』を描いた赤塚不二夫さんの「これでいいのだ」も最強です。
(ヘップワースさんの作品からインスピレーション)
ー制作活動の目的は何ですか?
目的はほとんどありません、自分が楽しむだけです。
ー制作活動をする上でこだわっていることは?
無理のないようにして、よく眠ることです。
ー大事にしている価値観や人生観は?
答えを出すのは今だともったいなくて、答えは一つじゃないということです。
自分の中で確信みたいなものを持っている人って羨ましいなって思います
ーあなたにとってアートとは?
「に・が・て」なことですね、自分の作品がアートとも思ってはいないので。