自由に、丁寧に、描く。YUSUKEさんインタビュー
私はアートや芸術家さんとの出会いを求めて全国旅をしていますが、福岡県にある「HafH Fukuoka THE LIFE」というホステルで、とある展示会がやってました。
「なんだ、この絵は!すごいぞ」という気持ちになり、知り合いを経てその作品を手掛けたYUSUKEさんを紹介してもらい、後日インタビューをさせていただけました!
■YUSUKE 氏
これまでの様々な経験の中から得てきた感性と感覚を研ぎ澄まし、何かに当てはめて捉われて描くのではなく、内面にあるものを表現し続け、僕にしか生み出すことのできない認め合うという世界観を感じてもらいたいです。
『僕が絵を描くことが僕のコンセプトであり最大の理由である。』
インスタアカウント(@eysk)
ーアートに興味を持ったきっかけはなんですか?
かっこいいグラフィティとかを見るのは前から好きでしたが、自分でやり始めることに対しての興味はありませんでした。
暇つぶしで描き始めた絵がいけると思って、それから楽しくて毎日描くことになりました。時間があれば、ペンと紙を手に持ってましたね。
それが今から8年前の30歳ぐらいの時です。
ー最近制作した代表作を教えてください!
青のアクリル絵の具と顔みたいな作品です。
生き物のように生きていて、自分の全てを込めて描いています。
絵も歌も「生きている」「生きていない」の判断があり、気持ちや想いが伝わると生きているような感覚を与えます。
ー影響を受けたアーティストさんや作品はありますか?
家族、絵、音楽、洋服など数え切れないほどあります。
例えば、ピカソは成功しても新しいことに常に挑戦している、その生き方は好きです。
ー作品制作する上でインスピレーションをどこから得ていますか?
それは考えたことはなかったです。でも人の感情をよく考えててそれが絵になったりしている可能性はあります。
もう感覚でしか言い表せない、「いいな」と感じるものがインスピレーションですかね。
ー制作活動をする上でこだわっていることはありますか?
完成の姿は分かりませんが、とにかく綺麗に丁寧に描きたいです。
ー制作活動をしていて楽しいときは?
楽しいのは、気持ちの整理ができていて集中した状態で制作活動に入り込んでいる時です。
外で描く時は周りの人の話が入ってくるので、その時の気分でそれを聞きながら描く時もあります。
ー制作活動をしていて辛いときは?
何か描いてと人に求められた時です。
例えば、焼肉屋さんに牛を描いてと言われた時、自由じゃなくなり自分がコントロールできるものではなくなってしまいます。
ー大事にしている価値観や人生観は
人に優しくすることです。人によって見方は違うので、なぜ他者を否定することがあるのでしょうか。
ー人生のターニングポイントは?
結婚して、子供が生まれたことです。子供に残せるものを作りたいというのが、いま制作する1番の目的です。
これからも売るために描くのはしたくはありません、そこに想いがないから。
ーあなたにとってアートとは?
正直わかりません。
だからこそやる価値がある。