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建設作業員国士文通省の井野口さんインタビュー
こんにちは、Art isの里見優衣です!
私はアートや芸術家さんとの出会いを求めて全国旅をしていますが、福岡県のあるホテルに泊まった時に、近くに美術ギャラリー『LIBRIS KOBACO』を見つけました。
中に入ってみると何ともユニークな作品に衝撃を受け、その勢いで近くにいた制作者にインタビューをさせてもらえないかと、思わず声をかけてしまいました。
■井野口 匡氏
建設作業員国士文通省 / #gg8803083 / DASA
大阪福島→山口防府→広島西条→東京高円寺
→中国上海→福岡西新
twitter : JP ARCHIVES OWNER、井野口 匡 qot
instagram : I'm NOT 井野口 匡
井野口さんもアドレスホッパーですね!(嬉しい)
さっそくインタビュー始めましょ!
ー作品制作を始めたきっかけを教えてください!
日本の若手の写真家を世界に発信する団体があって、それに対し作品の写真をSNSで投げ始めていって、気づいたらこういった展示になったイメージです。
特に、アーティストになりたいという気持ちがあったわけではありませんでした。
ー最近作ったお気に入りの作品を教えてください!
お気に入りは、こちらの写真です。
国土交通省をもじって「国士文通省」としたのですが、こういうしょうもないものが好きです。
ーその作風の作品を作るようになったきっかけはありますか?
SNSで自撮りが流行って、これってなんなんだろうという興味ありました。それで、2016年くらいから撮り始めました。
それで、政治のポスターを見た時にメッセージが強いことに気づいて、あそこに顔をはめて撮影したらビジュアル的に面白そうと思って始めましたね。
ー影響を受けたアーティストや作品はありますか?
写真家の杉本ひろしさんです。写真が圧倒的に見えて、本質がある気がします。
ー制作活動の目的を教えてください!
自分のやってきたことに価値をつけてもらうことです。
一人でぼけて一人で突っ込んでいるのを鍛えていて、その結果生まれたのが「国士文通省」。
ー制作活動をしていて嬉しいときは?
「きもい」でもなんでもいいから人にコメントをもらうことで、反応してもらってる時点で良いです。
以前70歳くらいのおじさんが、その知り合いから作品を紹介してもらって、「70歳年間生きてきたけど、こんなこと考えてなかった、感銘を受けた」と言っていたのも嬉しかったです。
ー制作活動をしていて辛いときは?
楽しいことしかないですよ。
ー大事にしている価値観や人生観は?
自分で考えることです。
18歳の時にセンター試験に失敗して、当時はいい大学行っていい会社に就職するという価値観が普通だったので、1回失敗したら誰も助けてくれないわけなんです。
それから、自分の価値を自分で担保して、人の話は聞きつつも最終的に自分で考えて判断しなければならないのだと。
ーあなたにとってアートとは?
あってもなくてもいいものですね。