1対1オンラインVTSってなにするの?
対話型鑑賞(VTS)とは、
ニューヨーク近代美術館で
開発されたアート鑑賞法です。
作品の知識に頼るのではなく、
作品から得た直感や感想を
対話を通じて言語化していくものです。
アートは知識がないと
楽しめないと思っている作品ではなく説明文ばかり読んでいる
主観的に楽しむ方法を知りたい
このような方に是非1度、
体験してもらいたい鑑賞法です。
しかしこのVTSも
まだまだ課題があると感じています。
その中の1つで、
今回取り上げたいのが
心理的なハードル(手軽さ)です。
多種多様なVTS
まず始めにVTSがどういう風に
どういう目的で行われるかを説明します。
VTSに必要なもの↓
次に行われる場所に関してですが、
鑑賞者の属性によって多岐に渡ります。
例えば↓
また、VTSには以下の能力を
伸ばすことが実証されています↓
ですので一言にVTSといっても
誰が・どこで・どんな目的で、
どの作品で、どんな鑑賞者に対して
行うかでデザインが変わってきます。
よって個人的には、
「これがVTSだ」といった括りが
できそうでできないものと
考えています。
心理的なハードル
私は知識でアート作品を見るのも
とても好きですが、
主観で見るのも大好きです。
もっと言うと最近では、
知識で見るのと主観で見るのを
区別して鑑賞しています。
でもそれはファシリテーターとして
ずっと活動しているからこそ。
人よりアートのことについて
考える時間が多いからこそ
できることでもあります。
世間的にはまだまだ
アートにコンプレックスがある方、
知識やセンスが必要だと
思っている方のほうが多いでしょう。
私はそんな方々に
アートの楽しみ方を提供して、
人生がもっと豊かになってほしいと
考えています。
VTSは私にとって、
新たな視点、価値観、感性を提供する
手段の1つなのです。
しかし個人的には、
まだまだVTSを届けたい人たちに
届けられていないなと感じています。
VTSを知っているか、知らないか。
そもそもアートに興味があるか、ないか。
の問題も勿論あるとして、
VTSに興味があったとしても
なかなか体験してもらえない問題も
あると思います。
その大きな理由が心理的なハードルです。
美術館に行くハードル
まずは美術館に行くハードルの高さ。
おそらく他にも
色んな事情があるでしょう。
興味がない人に興味を持たせるのは
難しかったりしますが、
多少興味がある人に最初の一歩を
踏み出させるのも難しい問題。
「美術館でVTSやるからおいでよ!」
という声が全く届かない人が
いるのも必然と考えてしまいます。
他の鑑賞者に対するハードル
次に他の鑑賞者に対するハードルです。
VTSは作品から得た直感や感想を
対話を通じて言語化していくもので、
本来は複数人の鑑賞者と
一緒に行うものだったりします。
複数人の鑑賞者とは
その場に居合わせた初対面の方々を
さす場合も少なくありません。
そんな状況では
作品を見た感想を言語化することが
難しいと感じる人も多いです。
↑のような感じ。
でも実はこれらはまだマシな方。
ファシリテーターの力量や気遣い、
その場に居合わせた鑑賞者の相性など
原因は様々ですが、
初めてVTSをやってみたけど
なんて拒否反応が出ちゃう人もいます。
これではアートに触れるどころか
アートと距離を取ってしまう一因にも
なってしまいそうです。
アートや感性といったものに
コンプレックスがある人ほど
他の鑑賞者の目線を気にしてしまう
場合もあるのです。
そんなときに1対1VTS
それらのハードルを
越えやすくしたのが1対1でのVTS。
オンラインだから
時間も確保しやすいですし、
1対1だからこそ他の鑑賞者の目も
気にしなくて済みます。
私が実施しているものは
以下のような流れで行います。
通常のVTSと大きく異なるのが、
同じ作品をみた方がどう解釈したのかを
後付けで紹介するという点です。
リアルタイムで様々な意見を聞けるのが
通常のVTSの醍醐味だったりしますが、
1対1では後付けにすることによって
より主観を大切にした鑑賞と、
自分と他人の意見を分けて考えることが
強調されます。
実際に今まで、
こんな感想も頂いています↓
ココナラでの評価
現在私はオンラインVTSを
ココナラで実施しております。
ココナラの方でも
嬉しい感想を頂いておりまして、
感謝、感謝です。
以下、ココナラ評価の転載↓
また、まずは試したいという方は
運営サイト「絵.cocoro」にて
無料体験会も不定期に開催中です。
体験会は参加人数によっては
複数人でのVTSになる可能性があるのと、
1作品のみの実施となります。
(有料版は3作品程行います)
ご興味ある方はチェックの程、
よろしくお願い致します!
ココナラ(有料版)↓
サポートは全額、絵.cocoroの運営やアート事業のために利用させて頂きます。