大腸がん日記 338日目
この日は日曜日で三連休の中日。私は昨日仕事だったから二連休だけど、ウキウキな気持ちは、あります!
職場の仲間で久しぶりにお出かけランチ会。ドライブしてご当地ランチを食べようとしていたけど、天気予報はしっかりめの雨。
前日に相談の結果、持ち寄りお家ランチに変更した。
私はピザ係。チーズとエビマヨのハーフ and ハーフ。
やっぱりソーセージとかサラミとか、加工肉はちょっと気になっちゃうなぁ。
一緒に行く同僚はケーキ屋さんでアップルパイとカスタードのスイーツを買ってきてくれた。生クリームじゃなくてよかった。
術後、白いクリームを食べると高速でお腹が下ることが判明。本当は好きなのになぁ、生クリーム。
そのうちまた体質が変わるかもしれない、と期待しておこう。
会場を提供してくれた先輩のお宅はログハウスのようなオシャレな作り。
アウトドア好きで、お部屋の中にハンモックがあったり、テントのガーランドがあったり、いるだけでワクワクしちゃう。
食べて、飲んで(私はノンアル)、おしゃべりして、すっごくストレス発散になった。
たくさん食べたけどお腹の調子も大丈夫だったし、何よりお腹いっぱい美味しく食べられた。
久しぶりに、術前の頃のような、告知前の頃のような、日常が戻ってきたって感じられたな。
実はこの先輩には闘病のことをまだ伝えられていなかった。職場ではなかなか機会がなくて、かといってLINEで伝えるのも違う気がして。
もうすでに他の人から聞いていたかもしれないけど、直接自分から伝えたい、とずっと思っていた。
経過観察に入ったことで、病気のことを話すハードルが少し下がったような気がしている。ようやく先輩に伝えられてホッとした。
先輩は私が病的に痩せてきたことには気づいていたらしい。
でも、その後……
先輩とは数年前、隣の部署で互いの仕事ぶりがよく見える環境にいたことがある。
その頃、私は上司とうまくいかずにパワハラめいた言動に悩み続けていて、部署異動の申し出をしていた。もし叶えられなければ退職も覚悟、という状況。
「あんなにキツい思いをしたあの頃でさえ痩せなかったのに」
わかってる。
笑い話だ。
けど、いろんな意味で笑えなかった。
確かにその頃、痩せはしなかったけど……
あのストレスで、がんができたの?
あの上司が、がんの原因なの?
反吐が出そう、ってこういう気持ちのことかもしれない。
いや、それでも。
私は生きる。
生きるよ。