大腸がん日記　236日目

抗がん剤7日目。朝の服用でちょうど折り返し地点だ。
朝はお腹の調子がよく、時間経過とともに悪化、夜は最悪。定番の悪心・倦怠感セットに加え、今回の5サイクル目では胃痛と頭痛も追加。この日もメニューはフルコースだった。

オキサリプラチンを投与していた頃のような倦怠感はもう脱しているが、それでも日に日に体がダルくなってきていて、仕事に行っても毎日のように「今日はもう早退しよう」「明日は休もう」と思っている。

だけど、それがなかなか言い出せなくて、結局毎日出勤している。
明日こそ、仕事を休もう。この気持ちと体調をリセットしよう。

そういえば今になって、先月の総括をしていなかったことに気付いた。
実は、遅れに遅れたこの日記をなんとか元のペースに戻せないかとがんばって書いているうちに、気付いたら総括を忘れてしまっていた。
未来に振り返るとき用に、ちゃんとマイルストーンを書き残しておく。

5月はなんといってもGW。長めの休薬期間をGETしたし、遠方の友人も3週間ほど近所に滞在していたから、調子に乗ってたくさんお出かけした。

4月後半のサブイレウスからあと、ずっとお腹の調子が悪く、繊維質の食事をできるだけ避けていた。キノコ類は（自覚できる範囲で）一度も食べなかったし、大好物のサツマイモや粒あんも「ちょっとならOK」をやめた。私エライ。（ただし、裏ごししてあるスイートポテトとこしあんは除く）

腹痛の再現はなかったが、感覚としてはずっと不安な状態が続いている。術後の排便障害もあるから、詰まるのも出過ぎるのも両方あって、もう何がよくて何が悪いからわけわからん状態。

抗がん剤は点滴をお休みして服薬を2段階減量して継続している。今後もこのまま8サイクル目まで続けることを先生に確認した。
点滴がなくなって、本当に楽になった。あれだけ強い副作用が出るということは、それだけがんに対する効き目も強いんだろうな。
いずれもし、術後補助化学療法ではなく薬物療法を行うことになったら、あのお薬ずっとするんだろうな……

足の痛みはどんどん強くなってきた。手足症候群によるものだと思う。特に歩き始めの数歩と、数分歩き続けてからが痛みが強い。気付いたら足の裏がサクッと切れていたこともあった。皮膚が弱くなるのかな。
手首や足首など、うっかり日焼けのシミがひどいのもカペシタビンの副作用だろう。もともと日焼けしやすいが、短時間でこんなにたくさんのシミができるのは人生で初めてのこと。
ショックだけど、服薬中はしっかりサンケアして、終わったらスキンケアもしっかりして、来年には消えていることを願う。

5月は藤川有樹さんと宮田森さんの2台ピアノコンサートとそれぞれのソロリサイタル、石田組組長の石田泰尚さんのソロコンサートにも行けた。4月は音楽活動ゼロだったから、5月は爆発的に楽しんでしまった。
リサイタルで購入したあるおさんのCD、好きすぎて何度も聴いちゃう。
欲を言えばGWのラ・フォル・ジュルネにも行きたかったし、オーケストラも聴きたかったな。

大阪旅行では、ついに真田丸追っかけ旅が終焉となった。やりきった充実感とちょっとのさみしさもある。
今後はいつか、上田から沼田の山城をちょっと遠くから眺める（登城しない）旅をしよう。次の目標。

5月の総括終了。
明日もがんばる。