見出し画像

【プロトタイプ2021】BRANCH仙台デコレーション

経緯

フードバンクのイベント等でもともと親交のあるBRANCH仙台。
昨年はアート・インクルージョン・ファクトリーのみでデザイン・制作・設置を担当しデコレーションを行っていました。今年は渡邉デザインの渡邉竜也さんにガーランドのデザインを依頼し、BRANCH仙台のイメージにより合うおしゃれで明るいガーランドを作成することにしました。



工程

・昨年のガーランド、設置した様子の写真を共有
・アートインクルージョンのwebサイトコンテンツ【Aiの表現者達】の中からガーランドに使用したい作家をデザイナー側で数名セレクト。
・Aiよりセレクトされた作家の作品データを複数送る
・ガーランドに使用する作者を武に決定。
・デザイナーよりラフを3案提案。

a案 ごくシンプル。絵本のよう
b案 ミッフィーのようなお野菜たち
c案 クリスマスっぽい

・検討しA案に決定。
・BRANCH仙台アートディレクション担当へ提案
・BRANCH仙台担当者が確認、承諾。
・入稿
・事業を紹介するボードをBRANCH仙台で制作 ・設営 

せっせと設営する様子

新たに見えた課題・今後に向けて

設営を終えたAiのスタッフ達とBRANCH仙台の支配人 津田さん

 あまりスムーズなやり取りが出来ませんでした。 迅速な対応が出来るようケースに応じた支援員の人選も必要でした。 何かしらの形で協力したい!と掲示場所に募金箱を設置くださったBRANCH仙台さんの有難いお気持ちに応えられるよう事業を本当の意味で持続可能にしていかなければ!と感じました。 今回の空間演出の感想を良くヒアリングし、継続的に機会をいただけるようにしていきたいです。


コメント

アート・インクルージョン・ファクトリー 佐々木:今回渡邉さんにデザイン依頼することで、クオリティコントロールされたガーランドは社会課題の解決活動を行っているというメッセージ以上に魅力的な空間を作る装置となっていて、障害のある人の文化芸術活動や社会課題解決に興味を持つ感度の高い方の他に、純粋にかわいいものやおしゃれなものが好きなお客様にも喜んでいただけるものになったのではないかと思います。思わぬきっかけで出会って興味が湧く事、往々にしてあると思います。そういうものになってくれたら素敵だなと思いました。また、白い旗に野菜や果物がポンと配置されたデザインの潔さがすごく勉強になりました。

武の母:最近は絵よりおもちゃのブロックを3DSでコマ撮り映像を作るのにハマっている武ですが、絵を採用していただいた事、喜んでいます。家族で見に行くのが楽しみです。

BRANCH仙台 支配人 津田周作:アート・インクルージョンの日頃の活動や今事業に感銘を受けており、作品の発表の場としてBRANCH仙台を使っていただけて嬉しいです。今後も今事業にのみならず、色々な形で良い関係を継続していけたら幸いです。


参加者プロフィール


独特のタッチとモチーフが魅力の武。くっきりとした色合いと迷いのない線で描かれる数々の野菜や数字が画面いっぱいに広がる。同じテーマで描かれたそれらの連作は、そこはかとない力強さを持って観る者に迫る。

一般社団法人アート・インクルージョン
アート・インクルージョン』とは生き方であり、一つの思想である。
それはアートを通して全ての人を優しく包み込む社会を実現することである。また広い意味での芸術文化活動を通して障がいの有無や性別、年齢、国籍を超え、障がいのある人をはじめ、少数者の立場に置かれている人々が積極的に社会に関わり、参画し、交流し、あらゆる人を優しく包み込む社会の実現とこのムーブメントが全国に広がり、また想いを同じくする海外の人たちとも交流を図ることを目的とする。仙台市一番町にて就労継続支援B型事業所アート・インクルージョン・ファクトリーを運営。

いいなと思ったら応援しよう!