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自然農法で育ったほうれん草の料理から、コーチとしての在り方を思い出した

先日の援農(農業ボランティア)で大量に収穫させていただいたほうれん草がまだ残っている。日々料理をしているわけではないが、日々何かに使おうと思案し、一昨日は蒸し焼き、昨日はペペロンチーノ、本日は卵焼きにして食した。

改めて今日料理をしていて気づいたことや学んだことを書いてみる。

まず、料理とはマインドフルネスだ。

マインドフルネス(Mindfulness)とは、現在の瞬間に注意を向け、それを評価や判断をせずに受け入れる心の状態や実践のことを指します。この概念は、古代インドの仏教瞑想の実践から由来しており、現代においては心理学や健康分野で広く活用されています。

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研ぎ石でシュッシュッっと包丁を研ぐ時、サクサク食材を切る時、ジャージャーと食材を炒める時、皿に盛り付けする時など、さまざまな五感を使いながら作業が進む。全体の工程を効率よく進めるためには思考領域も多く使うが、一つ一つの工程に集中すると、悩みや不安を忘れて心が豊かになる。この瞬間自体が幸せだ。

料理を作る過程でも「今」を味わえます。食材を切る感触や香り、音に意識を向けることで、作業そのものが心を落ち着かせる体験になります。創造の喜びや達成感も感じられ、心が豊かになります。

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次に、料理とは提供する相手を想像する作業だ。

私が家で料理をする場合は、妻や娘のことを考えて料理をする。
例えば今日の卵焼きでいうと、甘すぎる卵焼きを好まない妻を想像して砂糖を抑え、ほうれん草の根っこの食感を好まない娘を想像し根の部分だけみじん切りにした。
そうやって料理したものを食べてもらい「美味しい」と言ってもらったら、だただ幸せだ。

相手のことを考えながら料理をすることで、感謝や思いやりの気持ちが高まり、心が温かくなります。相手の喜ぶ顔を思い浮かべることで充実感や幸せを感じ、料理が単なる作業ではなく、愛情表現に変わるのです。

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最後に、料理を頑張った立場としては残念なことではあるが、限界もある。
それは、素材の味には勝てないということ(勝つ必要もないが)。

上記の「美味しい」と言ってもらった1つの声は、娘からの「ほうれん草が甘いね」というものだった。
私は料理のプロではないが、どんなに鍛錬してもきっと素材の味に勝るものはないだろう。素材が良ければ良いほど、味付けや料理の工程は削ぎ落としていく必要がある。そのままでも美味しいのだから。

こんなことを書きながら、仕事をしている人事・コーチの立場に思考が引き戻されていく。人も同じだなと。
研修とかコーチングとか、色々と料理で例える調理的なことをやっているわけだが、この料理における本質は人も同じ。どんなに素晴らしい調理をしても、素材の味には敵わない。

料理で素材の味を活かすこととコーチングで人の可能性を信じることは共通しています。どちらも本来の良さを引き出し、尊重し、過剰に手を加えず、その価値を最大限に活かす点で似た考え方です。

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仕事の根本な考え方に立ち返る、朝ごはんの準備だった。


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