留学準備の話。【提出書類編】
アンニョンハセヨ、hrkです。
何故か最近暖かいソウルです。いわゆる地球温暖化の影響というものでしょうか?
さて、私は今まで留学に行く話と、毎月末にその月のまとめを書いてきました📖
内容が被るかもしれませんが、より多くの方に情報が届くように項目ごとにまとめなおそうと思います!
今回は【提出書類編】になります📑
1.必要書類を確認する
当たり前かもしれませんが、これがまず大事です!!
語学堂に行くのか、大学に行くのか、大学院に行くのか、それによって書類は変わってきますし、大学によっても多少異なってきます。
今回は私が通う大学院の場合なので、現在留学を考えていらっしゃる方はまず希望大学の募集要項をよく確認して、必要書類は何なのか整理することから始めてみましょう!
前提として、自分と両親は全員日本人で、離婚・死別等もない状態での必要書類になります。
自分のみ日本人で両親が韓国系であったり、両親が離婚・死別している場合は別途書類が必要な大学もあります。
私の通う大学院は、
入学願書
学業計画書
学籍照会同意書
本人のパスポートのコピー
外国人登録証にコピー(該当者のみ)
大学卒業(予定)証明書 ※アポスティーユ必須
大学在籍中すべての学期の成績証明書 ※アポスティーユ必須
推薦書(1人)
公認語学能力成績表(TOPIK、TOEFL iBT等)
銀行残高証明書(20,000$以上相当)
本人及び両親の国籍証明書(両親のパスポートのコピー)
家族関係証明書 ※アポスティーユ必須
ほとんどの大学で上記の書類を求められると思いますが、学校によっては銀行残高証明が必要なかったり、推薦書が2人分必要だったり、一旦すべて電子データで送っておいて合格内定が出てから原本を送る、といったところもあります。
なので、複数校受ける場合は提出方式や準備書類が異なるので要注意です⚠️
2.アポスティーユ取得
ここで「(。´・ω・)ん?」と思われた方がいるかもしれません。
「アポスティーユ」とは何ぞや・・・?
超簡単に言いますと、日本で発行された書類にハンコを押して「この書類はちゃんとした手続きを経て、国際的にも認められた書類ですよ」という証明のことです。
このアポスティーユをとるのが少し(かなり?)面倒で時間もかかったりします。
1つ目の条件として、アポスティーユを取得できるのは公的書類のみ、つまり私文は認められません。
例えば、私の場合は日本の私立大学卒なので、卒業証明書・成績証明書はすべて「私文」になります。
また家族関係証明書はいわゆる戸籍謄本にあたりますが、多くの自治体では日本語で発行されると思います。
日本語で発行された書類は「公的書類」になりますが、英語に翻訳した場合は「私文」扱いになります。
まずはこの「私文」を「公的書類(公証取得)」にする必要があり、その後アポスティーユを取得します。
北海道(札幌法務局管区内)、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、福岡においては公証役場で公証・アポスティーユ取得までを一気に完了できる「ワンストップサービス」というものがあります。
私は専門のエージェントに依頼し、翻訳・公証・アポスティーユ取得まですべて代理でしていただきました。
2つ目の条件として、原本を発行してから3か月以内の書類でないと取得を認められません。
以前、私はかなり前に書類を準備してしまい3か月を超過してしまった経験があります。
アポスティーユを取得するときは学校への志願期間と書類を用意する期間をよく調べてから準備するようにしましょう😂
ちなみに私は3校受けたんですが、
1校目:電子データで提出後、内定が出ればアポスティーユを取得して原本を提出
2校目:戸籍謄本、卒業証明書、成績証明書それぞれにアポスティーユを取得、原本提出
3校目:戸籍謄本はそれ単独でアポスティーユを取得、卒業証明書と成績証明書は2つを1つにまとめてアポスティーユを取得
パンクしそうになります。笑
このように、アポスティーユといえども学校によって取得の仕方が違うので、わからない場合は志望大学の入学担当事務に問い合わせた方が安全です。
また提出書類は韓国語または英語で提出なので、卒業証明書や成績証明書は英語で発行、戸籍謄本は英語で出るなら英語で、出なければ日本語で発行してもらったあと英語への翻訳が必要になります。
この翻訳も、個人で翻訳してもOKな学校と、翻訳会社を通さないと認めてもらえない学校があるので要チェックです。
公証・アポスティーユ取得については外務省のHPをご参照ください。
私が依頼したエージェントはこちらです。
3.書類準備代
アポスティーユは無料なんですが、公証は1部取得するのに¥11,500ー かかります。
私は受験した3校のうち2校は初めからアポスティーユが必要だったので、計5部、¥57,500- かかったことになります。わぉ。
また先ほどもお伝えした通り、英語への翻訳は翻訳会社を通じてのみ認められる学校があるので、そのときは翻訳料も発生します。
以下、私が受験した時の受験費+書類準備費用です。
●2023年春学期
受験費:90,000ウォン
卒業証明書(英文):500円
成績証明書(英文):500円
戸籍謄本:450円
送料(EMS):1,500円
翻訳・公証・アポスティーユ取得:約43,000円
●2023年秋学期
受験費(3校分):292,000ウォン
卒業証明書(英文)3部:1,500円
成績証明書(英文)3部:1,500円
戸籍謄本3部:1,350円
送料(EMS)2通分:3,000円
翻訳・公証・アポスティーユ取得:約100,000円
書類だけで20万円ほどかかりましたが、受かったので良しとします。
高すぎ!!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分でやって間違えて受験資格がなくなる可能性があるならば、私は専門のプロに頼んだほうが安心やなと思うタイプなので依頼しました。
4.「学業計画書」って何書くの?
その名の通り、「在籍中どういうふうに学んでいくかの計画書」です。
初めから書いてある質問項目に答えるものもあれば、すべて自由に書くものもあります。
私の大学院では「進学後の学業についての計画を記述しなさい(自己紹介、志願動機、自身の学問的適正、これからの研究計画等)」とあり、比較的自由に書けるものでした。
とはいえ、書けと言われてすぐ書けるものでもないですよね😂
なので、次のような流れで書いていきました!
①ざっくり構成を決める。
構成を決めておかないとだらだら書いてしまうことになり、そうなると何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。なので、
1段落目:自己紹介
2段落目:志願動機
3段落目:研究計画
の構成で書いていくことにしました。
②1段落目:自己紹介
韓国語学習を始めるに至ったきっかけ、留学経験、大学の卒業論文、卒業後どう過ごしたかを時系列で振り返りました。
③2段落目:志望動機
そもそもどういう経緯で韓国語を「学ぶ」立場から「教える」立場になろうと思ったのかをまず振り返りました。そして教えながら疑問に思ったことや、日本での韓国語教育の問題点は何か、それを改善するためには大学院での学びが必要で、この大学院を選んだ理由は・・・みたいな感じで組み立てていきました。
④3段落目:研究計画
入学すらしてないのに研究なんて・・・と思ってしまいますが、ここで書いた研究を必ずしろというわけではありません。現状、当時提出した時の研究内容と現在の研究内容は全然違います(笑)ですが、一旦現時点ではこういうテーマで研究したい⇒その先行研究はこういうのがある⇒問題点はこれ⇒改善するにはこれが必要⇒そのためにこういう研究したい、というふうに書いておけば大丈夫だと思います。
⑤書いた内容を韓国人に見せてフィードバックをもらう
自分はこういうつもりで書いたのに、この文法を使うと誤解を生んでしまう、なんてことがあったりするので、書いた内容や文章校正、表現などは必ずフィードバックをもらったほうがいいと思います。
いきなり学業計画書を書けと言われると何を書いていいかわからなくなりますが、自分の韓国語との関わりを時系列で振り返り、文字に起こしていくことによって、自分がやりたいこと、今まで気づけなかったこと、今後の進路が見えてきたりします。
この振り返りや思いが浅いと計画書の内容も浅くなってしまい、不合格に繋がってしまうこともあります。自分がまさにそうでした。
今思えば、不合格だった時の計画書は内容が浅く、これは大学院に行く必要ないな・・・と思ってしまうくらいです。
なので計画書を作成するときは十分な時間をとり、自分を振り返りながら大学(院)での自分を想像して書くのがいいんじゃないかなと思います!
というわけで、今回は留学準備の中でも【提出書類編】をお届けしました!
今後も月末のまとめ記事とは別で、留学準備、留学生活の細かいことなどを記事にしていこうと思いますので、もし気になることや疑問などがあればコメント欄に書いていただければと思います💻
読んでいただき、ありがとうございました🎈
明日もファイティン💪
hrk.