卒論を書いている。
大学ではマーケティングのゼミに所属している。学部生にできる調査は、大学生相手の質問票調査であると聞いたから、大学生の間で関与が高いスマホを軸にテーマを考えた。
製品の寿命と企業の利益の間にあるトレードオフに目をつけた。企業はどれほどの寿命になるように製品を設計するのかという問いになる。こうした企業の行動に学部生の段階で迫るのは簡単ではない。だから、消費者が製品をどれだけ長く使用するかを考えた。
質問票調査をするターゲットの多くは大学生になることから、製品カテゴリーとしてはスマホが良いと考えた。どのようなことを考えている人が、どれぐらい長く1台のスマートフォンを使用するのかを調べる。
環境意識や、新しい製品を持つことへの態度と、スマートフォンの使用年数との関係性を調べる。
いまの夏休みは、自分の研究と結び付けられる先行研究を探して読む。論文には、前半にそれまで行われてきた先行研究をレビューする章があるらしい。そのために自分の研究のベースとなる研究を過去の研究から探し、自分の研究をそれらと関連付ける必要がある。その先行研究の内容から、自分が行うアンケート調査へのヒントを得る。
Google Scholarで論文を探す。英語の論文で良いものを見つけた時、たまにアクセスできない論文がある。自分が研究したいと思っていることを綺麗にサポートしてくれる先行研究を探すことは難しい。自分が頭で思いつく検索ワードの乏しさに原因がある。検索する語彙が少ないから、自分の研究との関連性が大きくない研究がたくさんヒットしてきて、不安になってくる
大学4年生の夏休み。ゆってもそれほどほかに忙しいこともない。いろいろ卒論で悩ましいことはあるが、1日1時間か2時間ぐらいは卒論に時間を投じる。進捗を大きく埋めなくても、1日に卒論について頭を回転させるという習慣をつづけ、卒論に取り組む頭の状態をキープすることが大切だと思っている。取り組みが途絶える怖さは、進捗が何もないということよりも、卒論で自分が描いていたコンテクストとかもろもろのことを忘れ、もう一度そこから思い出し直す労力が生じることにあると思う。
さっと思ったことを書いた。読んでくださってありがとうございました。