VTuber見れないオタクはピュアなオタクだったんだな
とあるツイートがバズっていた。
VTuber全体がどうしても好きになれない人はそこそこ見かけていて、大体は上記ツイートに似たような理屈で好きになれないてないようなのだが、イマイチその気持ちが理解できないでいた。(VTuber好きな人間なので)
このツイートを見て自分も似た考えを持っていたジャンルがあったことに気づいたのだ。
それはアニメだ。
私はアニメで中身の女がやたらとチラついてくるのがイヤであまり見なくなっていったのだ。
アニメと現実の女と命と
VTuberが好きになれない人はVTuberに現実の女がチラつくことで配信を楽しめないようだ。
同じようにアニメを見る上でも欠かせない女性たちがいる。
そう、声優だ。
声優はキャラクターに演技を込めたセリフによりキャラクター性を生み出している。
基本的に発言はあらかじめ決まった台本がベースでキャラクター性が創作された設定からズレることはほとんどない。
が、アニメというコンテンツはやたらと現実の女を推してくるのが実態だった。
そう、声優推しの売り方だ。私がアニメを見始めた20年前から声優のアイドル売りや全面に押し出した売り方が行われていた。
・アニメのタイトルを冠したラジオを見れば声優が素の声(これも営業用の声だけど)で喋りアニメ本編に何ら関係ない話をしまくる。
・アニメのキャラクターソングが発売されて聞いてみたらキャラの声から遠く離れアイドル声優用の声音で歌う謎のCDが発売されている。
・アニメのイベントが開催されたら必ず声優が呼ばれラジオと同じく素の声で喋り続ける。
・アニメの売上に人気声優が出ているのが重要な指標の一つと言われ時の人気声優が出ているかどうかが重視され、本当にキャラクターに合う声が使われてるか疑わしくなる。
etc
アニメというコンテンツで声優という現実の女はめちゃくちゃ露出してくる。しかもキャラクターボイスで臨むわけでもなく現実の女を強く意識させる内容で。
私はこれがイヤでイヤで仕方なかったのだ。
「なんでアニメの周辺コンテンツを楽しむのに声優という現実の女を楽しむのが必須なの」
と。
私がアニメを嫌いになって見なくなった話、冒頭のVTuberの話にも通じてるのではないだろうか。
VTuberが好きになれない人はVTuberから現実の女を感じるのがイヤだという。
アニメが好きじゃない私はアニメビジネスが現実の女をリンクさせるのがイヤ。
コンテンツを通してキャラクターから現実の女が感じられるという点では共通してるだろう。
アニメってコンテンツが好きでVTuberが苦手だって人はアニメコンテンツが全体を通して見ると声優の現実の女に強く依存させていることに対してどういう整理をつけているのだろうか。
声優ビジネスで成り立つアニメ業界で現実の女を意識しないで楽しめてるのならば、なかなかピュアな考えをしてるんじゃないだろうか。
じゃあお前はなんでVTuberは平気なのか
・実況配信ってコンテンツを10年以上見続けてたので、実況配信の魅力こそ現実の人間の性格が反映された瞬間であることを知ってるので、実況と現実が不可分なことを理解していること。
・実況配信がVTuber化するのにとてつもないメリットがあること。
ニコ生の女性実況者って書いてイメージすれば理解が容易いのだが、まじでネットの女実況配信って出会い厨がゴキブリのように湧いてくる。
顔出ししてなければ顔が見たい、出会いがどうこう、容姿がどうこうといった出会いワードがクソほどに出てくる。
私はこれが非常にイヤで女性配信をほとんど見てこなかった。
VTuber化することでこれらの問題が解決できるのだ。
見た目はアバターや設定のフィルターを通せるので直結厨の質問をかなり通しにくい。
設定やアバターのおかげで現実部分の露出については本人がかなりコントロールしやすい状況になっている。
VTuber本人が出したい内容なら好きに出させればいいのだ。それがライブ配信の魅力なのだから。
サロメ嬢のようにRP全開でやってもいい。
ほどほどに現実を露出してもいい。
RPはしないけど現実の話はほぼしなくてもいい。
各人が主体的にやってるなら後は自分が合うかどうかでいい。
どうせVTuberなんていっぱいいて多様なんだから探してみればいい。