カラーパイ的性格診断をやってみる
こんにちは、Twitter等で弓川と名乗っている者です。
今日は「カラーパイ性格診断」というものをやってみたいと思います。
(追記:本稿における「完成」というワードは弓川が普段使っているもので、ファイレクシアの「完成化」とはたぶん関係ないです)
カラーパイ的性格診断 is なに?
このサイトで出来る診断のことです。
いやそのカラーパイはなんなのさって話ですが、これはトレーディングカードゲーム『Magic; The Gathering』(以下、マジック)が有する概念です。
※本文章は「カラーパイ - MTG Wiki」に記載されている内容を多分に含むことを明記致します。
マジックにおける色について
マジックのカードには5つの「色」が割り当てられています。そのカードに描かれている呪文……キャラクターや魔法は、その色に与えられている背景思想から遠くないものになっています。
……といった感じです。今回やってみるカラーパイ診断は、上記しましたこの五色の哲学に対して、自分の考え方がどの色にどの程度寛容なのか、あるいは反発しているのかを計測してくれるようです。
細かいことは診断の元となったこちらのツイートを参照してください。
注:この診断は、自分がマジックをやる上でどういうデッキを使おうか迷った際の指標になるものであるという話も聞きました。純粋な性格診断として大真面目に捉えなくてもいいのかもしれません。
判断内容
各設問に対して私が考えたことです。
結構変なこと言ってたり前後で矛盾が生じてたりするかもしれませんが、人間なんてそんなものです。寛容にいきましょう寛容に。
チェックを入れなかったものが〇、入れたものが×、悩んだものには△をつけていますが最終的にどちらかにはしました。
我欲を抑制する 〇
欲という観点であればこれは抑制すべきものなのでYes
情動を抑圧する ×
情という観点になると抑圧できないものなのでNo
異物を阻害する 〇~△
「異物」や「阻害」の定義による。どちらかというとYes
阻害や排斥をした上で「阻害したもの」のカテゴリを新生する
隠し事が多い 〇
秘匿があることには肯定的なのでYes
野心的である 〇
野心や大志を抱くのは良いことなのでYes
欺瞞で出し抜く ×
出し抜くという行為に価値を見出せないのでNo
欺瞞というリスクある行為をしてまでやりたくない
※嘘をつく必要がある楽しいゲームなら別
破壊を行う ×
破壊したくなる動機は我欲によるものなのでNo
身勝手である ×
少なくとも私自身は自分が他者から見て身勝手な人物であると見られることを許容できないのでNo
乱痴気騒ぎが好き 〇
私バカゲーとかお祭り騒ぎとか大好きなんですよ
私の他の価値観がNoと言わない限りYes
乱雑である ×
整っていることは良いことなのでNo
野蛮である ×
相手の期待する礼節に応えることは大事なのでNo
向上心が無い ×
駄目です。私自身に向上心は無いんだけれど、向上心のある人を眺めているのはこの上なく好きです
同調圧力をかける △~×
かけられる分にはいくらでも迎合するんですが、自分で自発的にかけようとは思いたくないのでどちらかというとNo
迎合的である 〇
迎合精神の化身です
新奇を否定する △~×
同調圧力をかけたくはないと宣いつつ、その場の調和を乱す対象は諫められるべきという思想はかなり強い
だが新奇を生み出して自身に許容させんとするその意志は凄く大好きなので困る。どちらかというとNo
実用主義である △~×
すごく難しい問い。私は自分のことをかなりの実用主義者だと思っているが「実用主義が嫌うもの」の価値を、自分の生活や自分の価値観よりも上に置いているので超困る。
どちらかというと……どちらかというとNoなのか?
乱痴気騒ぎが基本的には好きなの、たぶんここが関わってるんですよね
序列を好む 〇
結構序列至上主義者なとこあると思います。同調圧力をかけられたがったり、自分のことを迎合精神の化身とか言っちゃうあたりが特に「自分の序列が下の方である場合に限り」Yesな感じあります
断定したがる 〇~△
基本的に決め打ちしてから動く人間だけど、決め打ちしつつその判断決定は自分がしたものなので、自分が間違っているという可能性が常に頭の中で居座り続けている。そんな人間の選択なのでわりとあやしい
前ばかり見る 〇
これは向上心のとこと一致してるのでYes
ブレーキが無い ×
常に自分を疑わなければならないので片手にブレーキはマスト
すぐに考えを変える △~×
これも難しい。迎合精神の塊だけれど、迎合したからといって私の中身が変質してるかというとたぶん変質してないので
「私は私の判断が信用できないのであなたの判断に従います」
「だから私がどう考えていようと基本的にあなたに迎合します」
うーん…どちらかというとNoかなあ
妥協的である 悲観的である 厭世的である 〇
私は私の考えるベスト、つまり「完成」にはどう頑張っても辿り着けないことをもう知っている。私の願いが叶うことはない
なので、我欲を抑制し、私に出来ることを、出来る限り、最低限やる。それでも「完成」への情念はどうしても湧いてくる
私の感情的な部分はNoと言っているが理性的な部分がYesと断定した
結論を急ぐ ×
断定は断定であって、結論は結果が出るまで出ることはない
速度の評価軸ではなく、最後に出た結果から断定を評価する
なにかを妄信する 〇
私は「完成」を妄信しているし「完成に至れないこと」も妄信している
それはたぶん捨てようとしても、もうどうにも捨てられなくなっている
そもそも今現在は特に捨てようとも思っていない
根拠なき精神論 ×
私は諦めたものに賛辞を贈りたい人間なのでNo
向上心を持つのはいいことだが、根拠なき向上心は見ていて虚ろだ
主体性が無い ×
私は私としてここにいるという自我だけは手放せないので。主体が在る上で迎合するのはYes、無いまま妄信するのはNo
理屈を捏ねたがる ×
捏ねられないより捏ねられた方がいいとは思うが、捏ねる理由を考えてみると結構虚ろだったのでたぶん捏ねることにあまり意味を見出せてない
私の中に正解があって、それを理解してもらえなくても私は人に従う
曖昧である ×~△
私の中だけで完結するなら曖昧であることはよいこと。そこから外に出て
他者と関わるのなら極力明瞭であってほしい
人に何かを言う時はその本意が伝わるように伝えるべきだ。人に何かを頼まれた時は私に何をしてほしいのか具体的な説明を求める。
文章を考える時、言葉遊びの比喩・修飾・修辞を意図しない限り、その文が別の意味に見えることが無いか、使用する語彙や語順まで気にして作文する
こんな感じです。ただし「向上心が無い」「断定したがる」「妥協的である」「悲観的である」「厭世的である」「なにかを妄信する」の6つに関しては、すべてセットで反転してもいいのかなーと思ったりします。
診断結果
あなたの色への寛容度は、白6、青6、黒8、赤4、緑4
あなたの色への反発度は、白1、青3、黒4、赤2、緑4
私自身に適用される内の黒の悪いところに私は寛容で、次点で白と青が続くようです。反発度を見ると、私の考え方は白の主張に強く沿っており、赤と青も続いてきます。
診断製作者であるNorin_Gamelinさんの性格補助シートにはこうあります。
私は弱者です。人を支配する側ではなく人に支配される側の人間です。やるかやられるかでいえばやられる側であるという確信があります。
私は集団の和に反したり、その集団が定義する道徳や規則をすすんで破ったりしようとは思いません。同調圧力に屈して悪い空気を読みます。
意味を見出してみる
マジックには「友好色」と「対抗色」という概念があります。五色による輪のうち、隣り合う二色が友好色でそうでない二色が対抗色です。
また、三色括りの呼び方もあります。一つの色を中心色としてそれから見た友好色二つとまとめた三色を「弧」といい、中心色と対抗色二つを「楔」といいます。
こちらのスクショから考えてみます。白でいう「道徳」や「秩序」といった(wiki内では【思想】と表現されている)ワードは、その5個隣が対義語になっているそうです。
・寛容度ライン
私は黒の利己主義な面で自分を正当化しつつ、白青の「秩序」や「論理」による社会維持のための規律の穴にも目を瞑る人間といえるかもしれません。
それ故に赤緑のような社会の外からの視線は好ましくないのでしょう。
ちなみに黒白青は青を中心色とした弧の三色です。
・反発度ライン
私は白の平和を求める保守的な思想に身を置きつつ、内心は赤の自由を求める情念や青の完璧を求める理解にも賛同している節がありそうです。
白によって黒の我欲が、青によって緑の宿命論が抑制されているのかも。
ちなみに白赤青は赤を中心色とした楔の三色です。
・緑について
私にとって低い寛容度と高い反発度を示した色は緑でした。緑の掲げる「受容」の概念は私にはとても縁遠いもののようです。自分ではそんなつもりは全く無かったんですが……結果から辻褄を合わせてみましょう。
赤の「衝動」という感情的行動に私はかなり肯定的な感情を持っていますが、隣り合う緑の「本能」になると確かに「……?」となります。
次に「相互依存」ですがこれは分かりやすいです。確かに私から他者、社会への依存はとんでもなく太いものがありますが、他者や社会が私に依存しているかというとそんな気は全くしてきません。対義語とされている黒の「寄生」のほうがよっぽどそれらしいでしょう。
また、私は生態系として(あるいは関係/状態として)の自然を「維持する」という考え方には理解があまり及びません。自然というものは常に流転するもので、その時々の状態こそ「自然」であると考えています。どこからが人為でどこからが摂理かなんて、それを考えること自体が人為的です。
本当にその維持が叶うのなら「完成」を諦めなくてもいいんですけどね、そんなことは出来っこないんです。
余談ですが、前述の6個セットを反転するとこうなりました。
寛容度:白4、青6、黒4、赤4、緑2
反発度:白0、青1、黒4、赤1、緑4
私の一側面のうち、自分には向上心が欠けているのに「完成」への執着が諦めきれない…と思っている人格が診断するとこうなりそうです。
マジックの話
せっかくですからカードゲームの方の適性も見てみましょう。ちな弓川は2010年にマジックを遊ぼうとした痕跡があり、それ以降は世界観をフワーっと眺めているだけに留まります。なのでこれから下に書く諸々は全部Wikiを読みながら書くことになります。
診断の結果、私が好むデッキカラーは「青黒」「白黒」「白青黒」や「赤白」「白青」「青赤白」であるようです。黒単や白単も見ていいんですけど、どうせなら多色で見ましょう。
青黒は友好色、ディミーア家のカラー。秘密主義で、直接的な戦闘ではなくデッキへの干渉が特長。
白黒は敵対色、オルゾフ組のカラー。拝金主義で、ダメージを与えつつ回復する戦略を取るんだとか。
白青黒は弧の三色、エスパーなる断片は飛行やアーティファクトを活用してコンスタントに相手と差をつける戦略を取り、ドロマーなる竜種はボードコントロールに長けた対ビートダウンであるようです。三色合わせたイメージとしてはやっぱりパーミッションが強い印象があって、ドロマーって単語はその意味合いが付加されて一人歩きしてると。
赤白は敵対色、ボロス軍のカラー。飛行と速攻とパンプによる速戦速決戦略…ザ・赤白ビートダウンって感じですね。
白青は友好色、アゾリウス評議会のカラー。白青の側面の一部であるパーミッション性の高いギルドな模様。他のカードゲームではこの二色によるアンタッチャブルなビートダウンが大好きでした。
青赤白は楔の三色、トリコロールカラーという通称の方が私には覚えが良い。白青ビートから硬さやフライヤーを除いたとこに赤のビートダウンを差し込んでるとにかく軽量なビートダウン特化な三色というイメージ。ジェスカイなる氏族が青を主体としてそういうことやってるみたい。あとヌーマットはランデスしてる。
改めて振り返ると、やっぱりやってることとしては重くない白青やトリコが好みだなあと。基本的に重いデッキやパーミッションがそこまで好きではなく、アグロ~ミッドレンジ志向は今も昔も変わってない。別にマジで嫌いってわけでもないんですけどね、重いデッキ。黒緑みたいなのは苦手だなと。
ジェスカイか……ちょっと興味湧いてきたな。今からマジックやるならやっぱりMtGAなのかな?
そんな感じでしょうか。性格診断ひとつやるだけでも色々と考えることが出来て楽しいです。そういうわけで文章終わり。
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