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ハードウェアで起業するなら学生のうちに挑戦すべき3つの理由

こんにちは!
ゲーミングコントローラーの開発を行っているTsuCreの代表の大矢です。

今日はハードウェアで将来起業を目指している学生は今のうちに挑戦した方が良いと思う理由を3つ紹介したいと思います!

私たちTsuCreは8月に本格的にゲーミングコントローラーの開発を始め、これまでに以下の実績を取りながら開発を進め、現在は商品化の一個手前のところまで開発ができています。

実績
MBS毎日放送 TOKIOテラス 学生ピッチコンテスト 優勝
HAKOBUNE STARTUP CONTEST 3rd Batch 通過
東北大学ビジネスアイデアコンテスト 最優秀賞・ものづくり部門賞
TOHOKU STARTUP BIOTOPE PITH DAY 登壇予定(2025/1/21)

期間は短いですが、真剣の事業について向き合い、実績も残しているため、ある程度信頼性のある情報が届けられるのではないかと思います。

将来、ソフトウェアではなく、ハードウェアで世界に挑戦したいと考えている学生の方はぜひ最後まで読んでみてください!

ハードウェアで起業するなら学生のうちに挑戦した方が良い理由

理由① 機材の調達がしやすい

ハードウェアで何か新しいものを作ろうと考えた時に、まずぶち当たる問題がその商品を作るための道具や部品を揃えることです。

例えば、私たちが作っているゲーミングコントローラーの場合はコントローラーの内部の電子基板やスイッチ類及びはんだごて、コントローラーの外装を模擬的に作るための3Dプリンター及びフィラメントなどが必要となってきます。

電子基板やスイッチ類は数百円から数千円で買えるため、学生のアルバイト代で賄うことはできますが、3Dプリンターなどの大型の機材は数十万くらいかかってきます。大学生であれば、これを用意するだけで破産してしまいかねません笑

しかし、大学にもよりますが、これらの機材を大学が購入し、学生が自由に使用できる場合があります。

例えば、東北大学の場合は創造工学センターで3Dプリンターや旋盤などを使うことができますし(工学部生のみかつ講習を受ける必要あり)、京都大学の場合はKUEPで3Dプリンターや超音波カッターなど(講習を受ける必要あり)を使用することができます。
また、研究室によってはCADやSOLIDWORKS、MatLabなどの設計や計算ソフトを使わせてもらえる場合もあります。

こういった施設や制度を利用することで少ない資金でプロトタイプを作成し、MVP検証などを高速に行うことができます。これは大学生だからこそできる特権と言ってもいいでしょう。
(私たちも本当に助かっております…!)

理由② 専門家を集めやすい

ハードウェアの作成にはかなり専門的な知識を幅広く要求されることが多々あります。

私たちが作っているゲーミングコントローラーを例に出すと、物理学や電子工学、材料力学、プログラミングなどの知識を駆使して開発する必要があります。(しかも理論の世界と実用の世界では違う場合もある)

そのため、どうしても自分一人ではどうにもならないことが多々発生します。こう言った場合に大学生であれば、ロボットサークルなどに所属している人を簡単に捕まえることができたり、その分野の授業を担当している教授にメールすれば丁寧に教えてくれたりします。

このように大学という場所は多様なバックグラウンドを持った人がいるため、ハードウェアという様々な知識が要求される分野ではかなり有用です!!(これを使わない手はないでしょう)

理由③ 時間がある

なんだかんだでこの理由が一番かもしれません笑

ハードウェアの開発はかなりの時間と根気を要します。これはソフトウェア開発と違って、パソコンの前での作業に加えて、実際の部品を組み立てたり設計した部品の作成を発注したりなどハードウェアだからこそ発生する手間があるからです。
実際、私たちの場合でも最初のプロトタイプを完成させるのに約3ヶ月はかかりました(手探りで勉強しながらだったのもあるが)。

夏休みなどの暇な時間をすべて使用して3ヶ月かかったということを考えると、社会人になって仕事終わりや週末に開発を行うという形になっていた場合、最初のプロトタイプが完成したのはいつになっていたんだろうと思います…(余裕で一年超えてそう)

このように大学生という比較的時間があるときでないとしっかりと腰を据えて真剣にハードウェアに向き合うことはできないと思います!

終わりに

ここまで将来ハードウェアで起業するなら学生のうちに挑戦した方がいい理由を3つ述べてきました!

ここまでに書いたことはいずれも「アイデア〜プロトタイプ」に焦点を当てています。
ここからさらに商品化、量産化となると一気に難易度が跳ね上がります(このことも、もし書いて欲しいという声が多くあれば書きます)。そのため、学生のうちにハードウェアで起業しろということではなく、大学卒業した後にハードウェアで起業したいと考えるのなら、まず学生のうちにプロトタイプ作成までをやってみろという体で書いてみました。

大学という場所は学びのためなら協力してくれる方が多くいるところです。ぜひこの環境を利用して自分の将来に繋げて欲しいです。

私たちTsuCreはゲーム体験を最大化させるユーザー組立型ゲーミングコントローラーの開発を行っています!もし興味があればお気軽にご連絡ください!

それではまた!


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