銀行の考えるレピュテーションリスクとは?(社長のSNS見られていますよ!)
こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。
タイトルの通りですが、銀行はレピュテーションリスクについて非常に気にしながら融資審査を進めています。
今回は、その内容について紹介していきます。
融資に関する相談は、問い合わせフォームやFacebookのDMなどから受け付けています。
レピュテーションリスクとは
企業に関するネガティブな評価が広まった結果、企業の信用やブランド価値が低下し損失を被るリスクのことです。
レピュテーション(reputation)は、日本語にすると評判・評価・信用といった意味があります。
なぜ銀行が気にするのかといえば、こういった情報が企業の倒産を助長する可能性があるからです。
どんなところにリスクがある?
下記で、どんなところにリスクがあるのか挙げてみたいと思います。
調査会社
帝国データバンク・東京商工リサーチ・東京経済など、調査会社が開示をしている調査報告書に記載されている内容。
また、気を付けていただきたいのは、取引先や従業員がこういった調査会社に垂れ込むことで拡散してしまうケースもある点です。
調査会社と銀行は皆さんが思っているよりも関係性を築いていると考えて下さい。
ネット情報
前述の調査会社同様、ネット情報を銀行は見ています。
具体的には、Googleなどで皆さんと同じように会社名や社長の名前を検索します。当然、会社のHPや何らかのクチコミ情報、社長個人のFacebookやX、Instagramなどの情報も見ることがあります。
会社のクチコミで社員が不満を言っていたり、社長個人のSNSで派手な遊びや豪華な飲食が連日掲載されていたりしたらどうでしょうか?
会社や経営者は自由である反面、社会的な信用の基行動をする必要があります。誰から見ても「良い社長だね」と言われるような活動を心掛けましょう。
これは銀行にもよるかもしれませんが、例えばアラーボックスという会社があり、企業の名前を登録しておくとネット情報でその会社の情報が上がった際に抽出してくれるなどのサービスを行っている会社があります。
社員が「〇〇という会社は社員や取引先に未払がある」と書き込みがあると瞬時にわかってしまいます。
社長が正しかったとしてもこういった情報により対銀行において不利になる可能性もあるのです。
https://alarmbox.co.jp/
常に気を付けることが大切
本当にご注意いただきたいのですが、経営者の方々もいろいろな交友関係があると思います。
どこで誰が見ているか分かりません。
「〇〇と一緒にいた」というタレコミや、従業員への給与未払いがあるなどの情報が調査会社に流れることも実際にあります。
実際、このような情報の影響によって、新規の銀行取引にストップがかかるケースも何例が見てきています。
経営者として気を付けられる事象は本当に気を付けましょう。
それでも、事故にあうこともあります。
その際には放置せずスピード感を持って弁護士などにも相談の上、適切な対応を心掛けることが信用に繋がります。
困りごとはぜひ弊社に相談を
今回は、レピュテーションリスクについて紹介しました。
どこで誰が見ているか分からないことを考え、普段から意識をすることがとても大切です。
融資に関するお悩みのある方は、ぜひ弊社にご相談ください。
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