見出し画像

借り過ぎは禁物!会社がおかしくなる可能性大

こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。

「業績ご順調ですね」
「来期も盤石に推移されると思いますので、ぜひご提案をさせて頂きます」

こんな銀行担当者からの話で始まり、想定していた融資金額よりも大きな金額を提示されたら、社長としては思ったよりも評価をしてもらえて嬉しい気持ちになりますよね。
銀行担当者としても、より多くのお金を借りてもらえれば自身の成績にもなることから前のめりです。

「3,000万円で良かったけど5,000万円借りちゃおうかな」
そう考えてしまうこともあると思います。

社長、ちょっと待ってください!
今日はそういった内容の記事になります。

融資に関する相談は、問い合わせフォームやFacebookのDMなどから受け付けています。

※氏名・社名・業種・Facebook URL・メールアドレスなどを添えてお問い合わせください。


銀行が想定より大きな融資額を提示する理由

銀行から想定より大きな融資額を提示されたら?

まずは、なぜ銀行が想定よりも大きな金額を提示してくるのか、その理由を「銀行サイド」と「企業サイド」に分けて見ていきます。

銀行サイドの理由

銀行はいろいろなタイミングが重なると、その会社の本来上限である借入額よりも多く調達ができることがあります。

  • 銀行側(保証協会)の新商品

  • 3月を含めた決算(仮決算)

  • 銀行側の御社へのプッシュ(応援)

例えば、銀行側の新商品がある場合、少し審査が緩くなる傾向です。
また、3月を含めた決算については、銀行都合で目標達成のためにいつもより少し多く融資が検討される場合があります。

これはとても良いことなのですが、銀行側の御社へのプッシュがあり、前向きな担当者が普段の担当者よりも融資を頑張ってくれた結果、融資額が大きくなるケースもあります。

企業サイドの理由

企業サイドの理由としては、以下のようなものがあります。

  • 良い意味で想定していない決算時点のキャッシュフロー

  • 借りられるならより多く借りたいと銀行への要請

期末で大きな回収があり、本来の実力以上に良い決算書ができたり、借りられるならより多く借りたいと銀行への要請をしたりすると、予想を上回る融資額を提示される可能性があります。

借り過ぎるメリット・デメリット

借り過ぎるメリット・デメリット

借り過ぎるとどんなメリットデメリットがあるのでしょうか。
それぞれ詳しく解説します。

メリット

メリットとしては、順調にいけばその余分な資金を使い、さらなる成長につなげられる可能性がある点が挙げられます。
ただし、必ずしもうまく進むとは限りません。

デメリット

デメリットとしては、予定通りの売上利益であれば余分な借入の分だけキャッシュフローが悪化し、場合によっては余計な返済の分だけ手元資金が減少する点が挙げられます。
また、キャッシュフローマイナスのため返済原資が出ず、前期と同じような銀行対応でなくなる可能性もあるでしょう。

私たちとしては、このデメリットが最大の懸念点になるのです。
「社長の経営判断による」というのは間違いありませんが、持続可能で安定した経営を望んでいるのであれば、必要な金額を適宜調達をすることが肝要です。

必要なタイミングで適切な額の融資を

必要なタイミングで適切な額の融資を

いくら借りても、使ってしまえばお金は無くなります。
使わなかったとしても借りたお金なので、毎月返済しなければなりません。
必要なタイミングで借りられる状態づくりを一緒にしていきませんか?

おそらく融資金額が5,000万円を超えてくる頃から、我々と一緒に仕事をした方がメリットが大きくなってきます。
まずはご相談ください。

また、私のXでも日々経営について発信をしています。
ぜひフォローをお願いします。
https://x.com/arriba0519

相談に関する質問については、以下の記事でお答えしています。

お問い合わせは、DMもしくは問い合わせフォームからお願い致します。

※氏名・社名・業種・Facebook URL・メールアドレスなどを添えてお問い合わせください。

主に銀行融資関係(資金調達)のコンサルを行っています。

資金調達が出来た際の成功報酬は基本的に頂いておりません
理由としては・・・
・1度融資を利用する企業は、その後、2回目、3回目と利用があります。
・長いお付き合いをすることで、お互いの信頼関係を築くと共に、今後の資金繰りについて責任を果たすためです。
ですので、契約先とは最低でも毎月1回は定例でコミュニケーションを取らせて頂き、その都度、資金調達のタイミングや事業方針などについても議論をしております。

社長の望む調達金額を受けられる決算書の作成を得意とします。

銀行融資にはいくつかポイントがあります。
粉飾などによらず、目指す決算書にたどり着くよう、決算月の約半年前からすり合わせを行います。
このすり合わせとは、紙面による数字との睨み合いに留まりません。企業における営業活動など、包括的に関わっております。
これは、税理士や一般的なコンサルタントでは分からない分野です。

お客様によりますが、御社での私の名刺を作ってもらい、銀行対応全般をお任せ頂いております。
銀行対応において、代表者や責任者の方にご同席頂くのは、基本的に初面談時と契約時のみです。
融資実行までの中間の交渉は、全て私がお引き受けします。
(金融機関や個別対応でお受けできない場合もあります。)
CFO的な立ち位置で長きに渡りお役に立てればと思います。
創業融資のお問い合わせも多く頂いております。(R3年実績30社程度)

創業計画書の書き方にお悩みではないでしょうか?
大口の資金調達のコーディネートも行います。
これから事業が大きく成長する中で、どのように銀行と付き合おっていくべきかお悩みではないでしょうか?
収益物件購入、不動産業者、保険営業マンからのご相談もあります。

ご自身では分からない銀行のこと、たくさんあります。
銀行内には独自のルールや文化が満ちあふれています。

現在、お付き合いを頂いている企業は東京が主ですが、リモート対応も可能です。場合によっては出張も致します。

事業を頑張る経営者の皆さまのお役に立てる記事をこれから書いていきたいと思っております。
初回30分無料相談もお受けしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?