【8】治療の総括
約2年間の妊活と治療を経て
振り返ってみると、
一番不安に思っていた高度治療の「痛み」よりも、
・毎月毎月期待しながらも、赤い鮮血で知らされる絶望感
・その感情の激しいアップダウン
・終わりの見えない閉塞感
・自分の体が自分のものではないような苦しい感覚
・治療を通じてできる、夫との埋められない心理的な距離の寂しさ
・子どもができないことで感じる自分へのポンコツ感、どんどん無くなっていく自信
・日常の中で無くなっていく感情的な余裕や彩度
そういうことが、長期間、少しずつ積もっていって、
でも生を授かる治療だから、自分が望んでやっていることだから、
前向きで、明るくいなくてはいけない、そんな風に思って、
無理を重ね続けていたことが、辛かったです。
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