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海外旅行での後悔

はじめに

旅行に行ったことを後悔したことはない。
人生を豊かにしてくれた、とまでは恥ずかしくて言えないが、すくなくとも旅行で出かけている時間はとても楽しい時間だ。

ただし、そんな旅行中でも「こうすればもっとよかったな」という反省点、悔やむ行動がある。
次にそんな行動をしないように、備忘もかねて書き出していこうと思う。

飛行機の窓側席をリクエストしなかった

最初に出てくるのがこれだった。
おそらく旅慣れた、あるいは飛行機に乗りなれた方なら、景色の望めない夜間便や、海の上ばかりを移動する長距離便では通路側のほうがトイレにアクセスしやすいので通路側席を選ぶ方が多いと思う。

私が後悔しているのは、バンコク(タイ)→ルアンパバーン(ラオス)の昼間の短距離便の話である。
機材はATR72。プロペラ機だった。
何が言いたいかというと、「昼間で景色が望めて、搭乗者も少なく、プロペラ機なので高度が低くて眼下がよく見えるのにチェックイン時に窓側席をリクエストしなかった私のバカ!」である。
どうでもいいといえばどうでもいいが、私としては後悔していること筆頭かもしれない。

ラオス国営航空
プロペラ機で、昼間の便だった。

レシートをもらわなかった

更に言うと、ぼったくられている可能性が高いのにそれを指摘しなかったことを後悔している。

思い出すのはクロアチア、スプリトのバスターミナルの話だ。
バスに乗る前に軽食を買おうと、露店でパンと飲み物を買ったのだが、それが予想より2倍ほど高かった(具体的にいくらだったかはもう覚えていない)。
レシートを要求し、どれがいくらなのかを追求すればいいものを、昔の私は心の中でもごもご言うだけで引き下がってしまった。
(今思うと店員が美人な若い女性だったからかもしれないが)

ぼったくり自体は、若い日本人が一人で旅行していればそこそこの頻度で遭遇する。
旅慣れた今であればあしらえると思うが、当時はまだ勇気を出せなかった。

月が出つつあるスプリトを一望する。
アドリア海に面した街だ。

空港泊

空港泊そのものを否定するわけではないが、私はもうやらないかな、と思っている。
私が空港泊したのはシンガポール、チャンギ国際空港。
世界一空港泊しやすい空港だとか言われているが、それでもキツかった。

一番の問題は寒さだった。エアコンがガンガンきいたターミナル内で少し横になっただけでも震えがくる。
ブランケットは必須。
私は寒さに耐えられず真夜中から朝方まで5時間ほど屋外の庭のようなところに座っていた。
幸い蚊はいなかったが、ほぼ修行の様相であった。

チャンギ国際空港には無料(!)の映画館がある。
最悪ここで一晩過ごすのも悪くない…かもしれない

暑さをなめていた

旅行中の体調不良は何回かあるが、動けなくなるほど、もしくは旅程を変えるほどの体調不良は1回しかない。
ベトナム、ダナンへ旅行した時のことだ。

ダナンからホイアンへ向かう途中に、五行山という観光スポットがある。
旅行していたのは7月で、ダナンはうだるような暑さだった。

当時、私はダナンからホイアンへ移動しようとしていた。
ルートを確認するとホイアンへの移動経路に五行山という観光スポットがあることがわかったので、ついでに立ち寄れば効率よく観光できると思い、バックパックを背負ったまま五行山に向かった。

ベトナム・五行山からの景色

旅行の全荷物を背負ったまま、猛暑の中で山登り。
これがいけなかったことは言うまでもない。
滝のような汗を流し、へとへとになった私は、翌日から食欲がなくなり、下痢の症状と倦怠感に悩まされることになる。
おそらく熱中症と、体力低下による胃腸の感染症だと思われた。

水分補給はしていたつもりだったが、それでも足りなかったのだろう。
教訓は、登山のような運動を伴う観光をするなら荷物はどこかに預ける、
そしてそもそも猛暑の中に激しい運動をしない、だろうか。

ホイアンの街角
体調不良のため十分に観光できなかったのが悔やまれる

おわりに

自分の意思をはっきり伝えること、体調に気を付けること、無茶な計画を立てないこと。
当たり前のことだが、大事なことでもある。

幸い今までの旅行では生死にかかわるような問題や、旅行を中断せざるを得ないほどのトラブルに巻き込まれたことはない。

それでも小さな後悔はいくつかあった。
それもまた旅行の醍醐味、と受け入れられるような心持ちこそが、本当に大事なことなのかもしれない。

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