「辰巳空亡」のあなたへ・「夢」を語ろう
四柱推命などの東洋占術で用いる「気の景色」の「パーツ」を干支と言います。干支は、10個の十干と12個の十二支を組み合わせたものです。
それぞれ順番に組み合わせると、最後に「二つ」の十二支が余ります。
余った十二支が巡る時期を「空亡」と呼びます。
「天が味方をしない時」「心ここにあらずの時」などと言われています。それは、十二支が空間や時間、季節などの、いわゆる「形のない気」の象意なので、そのように捉えることができると考えるのです。でも、実際には、突然誰も味方してくれなくなったり、心がなくなってしまうわけではありません。ご安心くださいね。
「全て」はバランスを取ろうとします。「空間」もまた同じです。「空亡」にあたる十二支は、欠けるために、そこには不自然な「空洞」ができます。「ブラックホール」みたいな感じです。
そうなると、「ブラックホール」に吸い込まれないように、反対側の十二支の力が強くなります。よって、反対側の十二支の世界に引き寄せられていくのです。
「空亡」時期が巡ってくると、突然「ブラックホール」がなくなります。だからバランスが崩れるのです。
「空亡」の時期は、「普段の自分」らしくないことが「吉」になると言われるのは、通常モードではバランが取りにくくなるからかもしれないですね。
2024年は辰年、そして来年2025年は巳年です。
今年と来年は「辰巳」の世界に「欠け」を持っている人は、空亡年になります。
具体的には以下の人。干支番号31番から40番までの干支が日柱になっている命式の人です。
「31甲午」・「32乙未」・「33丙申」・「34丁酉」・「35戊戌」「36己亥」・「37庚子」・「38辛丑」・「39壬寅」・「40癸卯」
「辰巳」は「天頂世界」です。「天頂世界」は、空想の世界で、夢や希望にあふれています。そこに「欠け」がある場合は、反対側の「中央世界」(戌亥)が頑丈になります。反対側の「中央世界」とは、現実的な世界で、維持して受け継いて行こうとする世界です。
「天頂世界(精神性・心)」が欠けて天頂ブラックホールに吸い込まれそうになる。
よって反対側の「中央世界(現実・社会的な立ち位置)」がバランスを取ろうと頑丈になり、いつも筋トレして鍛えられる。なので、知らず知らずに使い倒している。
「中央世界(現実・社会的な立ち位置)」を使い倒すと、しっかりとした理論のもとに、考えを固めていくことが「普通」となります。自分が納得することに対しては頑固になって、周囲が反対しても跳ね除けて行動する強さとなって現れます。
辰巳空亡の人は、目標達成タイプです。実現可能な範囲で目標を立てます。
また、自分軸を安定させようとするために、世間体より自分の勝敗にこだわります。個性的であり孤高の人でもあります。
いよいよ、2月4日から、2年間の「辰巳空亡」期間が始まります。
辰巳空亡さんは、軽やかに「夢」を語ると、いつも雰囲気の違うご縁や機会が広がっていくかもしれないですね!
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