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今後の「転換期」はいつ?:四柱推命・巡る運気の捉え方


「占い」で、運気が良いよと言われたら、どんな運気が巡っているのかというと、二つあります。


一つは、「素の自分の気」(日主)が、良い感じに強められる時です。

専門的な言い方では、「喜神」が来る時です。

どんな気が、「喜神」になるのかは、その人の「命式」によって変わるので、「個人的」な運気の解釈となります。


もう一つは、「素の自分の気」(日主)に対して、「対外的」に圧が強い気が巡る時です。

「〇〇の人は大きなチャンスがやってくる」と言われる時は、だいたいこの時のことを言います。

それには理由があるんです。

特に東洋の鑑定においては、「戦いに勝つ」ことが「吉」とされたので、このように圧が強い運気が巡る時が、チャンスだと捉えました。

つまり「戦い」がやってくることがチャンス。
勝つために行動する。選択肢は一つです。


現在では、勝つことが必ずしも「吉」とも言えなくなっています。逃げるのも立派な作戦。それから、勝つ方法もひとつでは無いために、全部まとめて「吉」と言ってしまうには、ちょっと無理はあるかもしれませんね。


でも、圧が強い時期には、やはり運気をぐいぐいと感じるし、その力を利用しないのは、もったいないことなので、やはり、私も、「良い時期だから、頑張ろう!!!」と圧を込めて話すことが多いです。


圧が強いからこそ、「良い」も「悪い」も表面に出やすくなります。

なので、「良い」ものを出すためには、自分で「動く」ことが求められます。




「圧が強い」運気は、これも二つのタイプがあります。

一つは、自ら動いて結果を出す時。(財星)

もう一つは、周囲に押されて枠を越える時。(官星)


特に、周囲に押される時には、「転換」の時でもあるために、「良い運気」というよりも、「悪いけど乗り越えた先には新しい可能性が待っている」みたいなイメージになります。

なので、ちょっとプレッシャーがかかってしまったり、大きな決断をしたくなったり、勝負に出なくては行けなくなったり・・・そんな感じなので、一概に「吉」とは、言いにくいかもしれないですね。


でも、「越えた先」には、「生まれ変わった自分」になれるチャンスが、たくさん待っていてくれるので、できれば、「先」を感じて、ガツガツいきたいところですね。




「素の自分」(日主)には、「木・火・土・金・水」の五つのタイプがあります。


「枠」を越えられる時が巡るのは、それぞれ次の気が巡る時です。

日主が「木」の人は、「金」の気が巡る時

日主が「火」の人は、「水」の気が巡る時

日主が「土」の人は、「木」の気が巡る時

日主が「金」の人は、「火」の気が巡る時

日主が「水」の人は、「土」の気が巡る時



なぜ「転換期」なのかと言うと

「木」は「金」に切られて、不要なもの剥ぎ取られ新しくなれるから

「火」は「水」をかけられ、それでも消えないように頑張って、強くなれるから

「土」は「木」に根を張られ栄養を吸い取られるけど、それでも崩れないように踏みとどまっていくから

「金」は「火」で何度も熱せられて、打たれて、痛いし辛いけど、立派な「刀」になっていくから

「水」は「土」に堰き止められて、理不尽に動きを押さえ込まれるけど、それでも諦めず、隙間を見つけて動くから


それぞれ「試練」ではあるけれども、それを乗り越えるために、工夫をし、周囲の助けを求め、人が助けたくなる自分になろうと謙虚な気持ちを持ち、諦めずに進んでいくことで、「バーションアップ」できます。

「年」ごとに巡る運気は、「陽」→「陰」と巡り、2年が「ワンセット」となります。
「月」ごとに巡る運気は、「陽」→「陰」と巡り、2ヶ月が「ワンセット」となります。

「年」の運気については、発展していくために向き合う「課題」、それから発展に向かうベクトルの「方向」と「傾向」。
「月」の運気については、具体的な「行動」や「出来事」に現れやすいです。




それでは、2023年それぞれの「日主・五行」別の「転換期」をお伝えしますね。


まず「転換期」の年にあるのは「火」の人。
今年2022年と2023年は「水」が巡るので、何かしら慌ただしいかもしれないですね。
特に「火」の「陰」である「丁」の人は、つい感情的になって、「頭に血が上りうっかり失言・・・・」なんてことになりやすい。
なので、引き続き、上手に気分転換しながら行動すると良いですね。



「月」では、一番最初に「転換期」が巡ってくるのは、これまた「火」の人です。

1月に巡ってきます。(今12月もそうなんです)頭に血が上って、イラっとすると、「余計な一言」だけではなくて「態度」にも出てしまいます。
どんな「水」がやって来ようとも、自分の心の中の「火」(熱い思い)だけは、絶やさずに守り抜きましょうね。必死で守っていると、意外な人が一緒に守ってくれていたことに気がつきます。
「年」「月」ともに「転換期」なので、大きな決断をする人もおられるかもしれません。
この3年間、頑張ってきたこと、あたためてきたことが、表舞台に出る時が来ましたね。



2月・3月は「土」の人です。
耐えるのは、「メリット」がある時だけに、そろそろ「思考」を変えて見ませんか?
育って欲しいものだけに、愛情を注ぎましょう。
無駄に育てたものは、大切な「力」を奪っているものだから、大切な「力」は大切なものだけに、思いっきり注ぎましょう。
忙しすぎて頭がパンクしそうになるかもしれません。
だからこそ、やりたい事よりも、早急にやらないといけない事を、まず全力で行いましょう。



4月・5月は「金」の人です。
白黒をはっきり分断するのは良いけれど、それでも「集団」に必要なものは、分断しない方が無難ですよね。
許せないことを、もう一度冷静に、客観的に見てみると、許した方が良いことも、と言うよりも、「お得」なことがあるかもしれません。
鍛えられるほどに、美しくなれるから、「感情」だけで判断はしないでくださいね。


6月・7月は「水」の人です。
思い通りに進んでいたと思っていたのに、突然、理不尽な「提案」を受けるかもしれません。テンションが下がってやる気がなくなってしまうかも。
でも、もう一度その「提案」を分析してみると、新しいやり方を発見します。
年運も「水」なので、いつもより「水量」が多いのです。
だから、大きな「壁」の飛び越えて進んでいけるかもしれないですね。


8月・9月は「木」の人です。
急な軌道修正を迫られるかもしれません。
行き過ぎた言動や行動は、この時期は要注意です。足元が弱くなって、「信頼」を失ってしまうかもしれないからです。
周囲の要求をのんで、修正してみると、意外にも自分が目指していた方向と行き着く先は同じだということに気が付きます。
周囲の要求は、「余計な動き」を切り取ってくれるからです。


10月からは、また順番に「火」の人から「転換期」が巡ってきます。


「転換期」の前は、自ら動いて結果を出す時が巡ります。(財星)
準備をして「転換期」を迎えると、ピンチをチャンスに変える「武器」を使いこなしていけるはずですね。

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