逆張り男のひとり言
おはこんばんちわよう(死語)。
DTM班班長きなくさいこもち改め、衣縫燦志郎(いぬいさんしろう)です。
夏休みが終わってしまいました。悲しいね。
皆さんは夏休み何をなさっていましたか?
私はずっと家に引きこもって作曲していました。
こういった使い方もありですよね?
因みに作った曲はこれです。
よかったら聴いてってください。
「落夏生」
朝と夕に秋の気配を感じるも、昼は未だ肌を焼く日光が射すめんどくさい時期ですが、まだ消えぬ夏が心の奥でくずぶっております。
そんなわけで今回は好きなボカロPさんをご紹介したいと思います。
『螟上?邨ゅo繧』さんです。
どんな曲を描かれるかというと、基本夏ソングです。
曲調は鉄鳴りのギターが轟く爆音ロックです。
螟上?邨ゅo繧さんご本人は、自身の曲を
「VaperRock」
と仮定されています。
さて、そんな螟上?邨ゅo繧さんですが、去年の8月32日から活動停止(?)されていました。(なお、別名義で活動されていた。)
それで今年の8月15日から復活宣言の動画が!!!
私「螟上?邨ゅo繧さん復活!?キタキタキタキタ」
私「はやくあんたの夏をみせてくれ!」
螟上?邨ゅo繧「ナルカネ大夏祭、開催」
私「????!!??!?!????ナニソレ?????」
詳細:
どんなイベントだったかというと、螟上?邨ゅo繧さんとあらゆる動画師さんがコラボする、音楽と映像の祭典です。
いやー、まぁ
すごかった(語彙力)
螟上?邨ゅo繧さんの曲は言わずもがな、すでに虜にされてしまっていましたが、この世界観を映像で再現する動画師さんたちもすごい。
ぜひ視聴してください!おすすめof the おすすめ。
ユーザーシリーズ
さて、もっと紹介したいので紹介します。
とりあえずもっといっぱいの人に螟上?邨ゅo繧さんを知っていただきたいので、
ここからは僭越ながら、
「初心者向け」と
「これは聴いとけ」と
「私が好きな曲」
を紹介していきたいかなと思います。
・初心者向け
螟上?邨ゅo繧さんの曲の中でもおとなしめな曲をピックアップしてきました。
カサンカ:
ポストロックチックなゆったりしたテンポの曲ですが、Aメロは矢継ぎ早に歌詞が流れ込み、パキパキとした音のギターがより焦燥感を与えるのが特徴です。
イントロやサビはピアノの音が絡み、ゆったりさとやるせなさを感じさせる一曲です。
夏中終末現象:
カサンカに比べるとロックで、メロディアスなイントロとBメロの盛り上がる感じがとても素晴らしい曲です。
夏の終わる感じがする、若干清涼さを持った、今の時期に合った曲とも言えます。
夏の亡霊:
前置きで軽く紹介したナルカネ大夏祭の曲です。
ハイテンポで、さわやかなVocarockらしい曲なのですが、伴奏の密度が高すぎて2分13秒の曲とは思えない満足感。
そしてMVがまた良い。
映像は長江春芳さんで、全編アニメーションMVなんですよね、素晴らしい。
夏をかっさらっていく一曲です。
・これは聴いとけ
螟上?邨ゅo繧さんの世界観が爆発しているものを選んでみました。多いです。
夏中十八界:
異質感をイントロはリズムが狂っており、まさに「酩酊」にございます。
このギターイントロ、サビの駆け抜ける感じが癖になるのです。
後ろでひっそりしてそうなベースも耳を澄ますとなかなかよくわからん奇怪なメロディをしています。
三十二日:
この曲を聴くと八月は終わりそうにありません。
サビの歌詞がこれまたよくわからんのですが、ワードセンスに螟上?邨ゅo繧さんらしさを出しています。
音は夏中十八界に比べ中音が強くなっているのか、おとなしく感じてしまうのですが、その勢いには殺人的鋭さがひょっこり顔を出しています。
肉体観覧車ジゲン:
「緊急警報」と連呼する結月ゆかりのアナウンスから始まるひっ迫感が特徴的な曲です。
前述の2曲とは打って変わって、いかにもモッシュの起こりやすそうな、リズミカルな曲で、耳に残るサビのギターメロディがとてもかっこいい一曲です。
大行進ジダンダ:
ナルカネ大夏祭の中で一番サムネが映画っぽい曲です()。
映像は与命0401さん。
これもMVが素晴らしい。
まさに祭りって感じですね。
曲に関しては何とコメントすればいいのかわかりません。
でも引き込まれるというか、突き放されるというか、、、
とりあえず聴け。
無限風鈴ワラウ:
ギターは笑うそうです(笑)。
この表現に至る発想が素晴らしい。
そしてこれを曲に組み込むことができているのもすごい。
狂気的な曲の始まり方では予想できない、儚い感じの終わり方もまた螟上?邨ゅo繧さんのセンスの良さが光っていますね。
この曲もナルカネ大夏祭の曲で、映像は井上カワズさん。
この曲の良さを引き立てる有機的なイラストも流動的な映像も、素晴らしいの一言に尽きます。
ちなみに、螟上?邨ゅo繧さんのワラウ弦楽器の初出は
「テレビ受信機よりhttps://www.nicovideo.jp/watch/sm35812533」
です。
なお、ボカロ曲ではありません。
・私が好きな曲
もうちょっとだけ書かせてください!ちょっとだけだから!
続・異夏の手帳:
これやばい!まじでやばい!聴いて!聴いてくださいやがれ!
ナルカネ大夏祭の曲なのですが、ナンバガを彷彿とさせる高音ブーストのギターから始まるイントロが最高なんです!
間奏のギターがもう性癖。
からのラスサビのボーカルの調声もすごい!
MVも相まって声を絞り出してるのが分かる。
MVは夏の亡霊と同じ長江春芳さん。
これも全編アニメーションだし、エフェクターの書き込みすごいし、背景もやばいし何なんだこれ。
因みにこの曲は
「異夏の手帳:
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37286774」
という既存の曲のセルフアレンジになります。
ぜひこっちも!
発夏:
Aメロに落ち着くまでの鉄鳴りが轟き、Aメロはアルペジオとマシンガン的速度に流れる歌詞に脳を揺るがされます。
そしてラスサビの畳みかけるようなメロディ、「抜け出せるかい?」。
抜けのいいドラムはその響かせるスネアによって唯一の清涼感となり、聴く者を灼熱と熱風の夏に引きずり込むのだ。
群青さん:
初めて螟上?邨ゅo繧さんに出会った曲。
思い出補正もりもり。
当時は「ボーカロイド研究会に入ったんだから最近の曲とかチェックしなきゃなぁ」とか初々しい気持ちで、結月ゆかりオリジナル曲を投稿が新しい順に聴いていたのだが、作者名とサムネにひかれてついクリックしてしまったのがこの曲なのだ。
ミーハーになるつもりが、すごい局地的な音楽性のボカロPを知ってしまった。
ぶん殴るがごときドラムと、音割れしてしまうほどのギター歪み、原型をとどめていないベースサウンドは、聴いた瞬間鼓膜を貫通し、知覚にダイレクトアタックをかましてきた。
1サビ後のギターの最後のハウり具合は官能的と言ってもいい。「特別じゃない日常の中」を現実と妄想の入り混じる異世界的現実世界感を持つ歌詞はもはや文学である。
はい。
長々と書かせていただきましたが、私が言いたいことは
鉄鳴りのギターはいいぞ
でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。季節の変わり目、互いに体調管理には気をつけましょう。
それではさようなら~ノシ
(推敲:ねこの)
(編集:みかん)