VOCALOIDのリズムを聴こう
こんにちは、Arpeggio二回生の雅海(マサミ)です。
バンド班でドラムを担当しております。
皆さんは普段音楽を聴く際、曲のどこに注目するでしょうか。
歌詞、メロディー、雰囲気…聴き方は人によって様々あると思いますが、リズムに注目する方はどれぐらいいるでしょうか。
リズムはその曲のジャンルを決定する重要な要素です。
それが分析できれば、歌詞やメロディーへの解釈の幅が広がり、曲の魅力をより豊かに感じることができるようになるのです。
ここではいくつかの特徴的なリズムと、それが使用されているVOCALOID楽曲を紹介します。
好みのリズムを見つけ、今後の曲漁りの参考にしていただければ幸いです。
四つ打ち
――DECO*27『モザイクロール』
言わずと知れた名曲、オーソドックスな四分音符の構成。
裏打ち
――ナユタン星人『エイリアンエイリアン』
VOCALOIDの大定番、ナユタン星人はコピペで曲を作っている。(個人の見解です)
ボカロを叩きたいドラマー初心者はこれを覚えれば7割のボカロが叩けるようになる。(個人の見解です)
スカ
――YASUHIRO(康博)『がらくたのマーチ』
裏打ちのもととなったラテンの一種のリズム。
スカパラがやるやつ。
ソカ
――バルーン『シャルル』
この定番曲も実はラテン、
普通のエイトビートでもこのドラムパターンを使えば一気にラテンっぽくなる。
サンバ
――GYARI『アカリがやってきたぞっ』
ラテンといえばこれ。
刻むのは裏拍なのに表拍のノリが出るのがラテンの面白いところ。
スイング
――Nem『嗚呼、素晴らしきニャン生』
スイングの定義は複雑なので興味があればググろう。
跳ねたり揺れたりする。
よりスタンダードなジャズっぽいスイングならこちらもおすすめ↓
DATEKEN『ワンルーム・オールザット・ジャズ』
シャッフル
――n-buna『始発とカフカ』
三連符を中心とした跳ねたリズムが特徴。
ナブナのドラムは独特で良い。
ハーフタイムシャッフル
――西沢さんP『ランウェイのファンタジスタ』
シャッフルよりも跳ね方が細かい。
雑に使っても曲がオシャレになる。
丸の内サディスティック。
ほとんど定番のボカロ曲ですが、実に多様なリズムが使われていることがお分かりいただけたでしょうか。
ここに挙げたリズムを参考に、様々なジャンルの曲に触れてみてください。
では。
(推敲:劣等感)
(編集:かしま/みかん)