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日誌百二十九日目


・事務指定講習(2)


 二日目。

 朝起きるのが辛かった。あんがい疲れが溜まっている。お仕事に比べりゃよっぽどラクだろう、ほとんど娯楽みたいなもんだと高を括っていたが、お勉強で6時間集中って存外シンドイんだなあと。

 そう考えると学生ってすごいな? 連中は毎日朝から晩まで勉強だ。文系大学くらいならまだしも、高校生なんか体力的に見てやれる気がまったくしない。

 今日は午前が雇用保険法、午後が労働保険徴収法。雇保担当の方がヤクザ映画にいそうな強面なのにも関わらず、講義内容は至ってベーシックでギャップに笑う。しかし、復習力が高すぎてダレる。つらい。まぁマス埋めと数字にまみれた雇用保険を面白おかしく講義なんぞ、まずもって無理だろうから仕方がない。気合で堪える。

 試験勉強のときも苦手だったんだよなあ、雇用保険。ひたすら給付の名称と日数を暗記しては即忘れてブチ切れを繰り返していたよーに思う。あのスパゲッティみたいな制度はもうちょっと刈り込んでも良いんじゃなかろうか。訓練周りとか相当酷くなかったか。

 ちなみに、雇用保険つうか、労働法まわりを楽しくプレゼンするとしたら、どういう手法を採るのが良いだろうか? 社労士の卵を前にするわけだから、実際の届書の書き方をフォーカスすべきとは思うが。まず個別事例ごと(適用、取得、失業、出産、などなど)のフローを提示し、それぞれにつき必要書類のサンプルを渡して、実体験を交えつつ書き方を解説していくというのが良いのかな。

 ……やるとしたら一からレジュメ自作が必須である。社労士会のテキスト前提の講義なんだから物理的に無理だ。うーむ。

 周りを見回してみると、案の定というか、皆さん総じてダレ気味の様子。となりのにーちゃんなんか、太腿の上で全力でスマホをいじってらした。わりと前のほうの席なのに根性あるな? 壇上からはバレバレかと思うが、後々社労士会で講師方と遭遇したりしたらすっげー気まずいのではなかろうか。勤務登録だから関係ないぜとかそういう割り切り方なのかしら。

 午後は徴収法。担当の方は年度更新に重きをおいて解説されていた。今年曲がりなりにも関わった人間としては、なかなかタイムリーで興味深かった。ていうか、今後年更にはあんまり関わらんほうが良さそうだという認識を新たにした。

 実際に触ったときも「なにこれめんどくせえ」という印象だったが、講義内で教示された「気をつけたほうがいい部分」なんかを聞くにつけ、量的にも質的にも私の脳みその処理能力をオーバーしているとしか思えない。

 この業界でやっていくにあたって完全に避けて通ることは出来なかろうが、少なくとも年更がらみのややこしい案件からは努めて距離を置くべきだろう。ミスって大炎上する未来しか見えねえ。くわばらくわばら。


 さて、今日で折返しまではこぎ着けた。明日からは社保関係、今後の業務に直結してくる(と思われる)部分である。趣味的な意味合いでも大いに興味がある。

 気合を入れ直して受講していきたい。




・BoxVR(64)


 新重り、40分前後、額面消費400kcal強。

 汗がヤバい。普段より多少長引かせたせいもあるが、猛暑に突入し身体が汗をかくことに慣れてきたことが大きいように思う。一通り終わった後のシャツがビッショビショである。

 床が汚れるのはまぁ拭けばいいので構わないとしても、Oculus本体は大丈夫かという心配がわりとある。顔面に密着させたまんまになる都合上、多少の防水性は確保してあるんだろうが、風呂上がりみたいになった身体から立ち昇る水蒸気を喰らい続けてノーダメージかというと……。

 アメリカ製だから日本の夏の蒸し暑さなんて想定してないだろうしねえ。突然動かなくなる可能性も視野に入れておかないと。そろそろ購入して一年経つと思うが、こいつの保証期間っていつ頃までだったっけな。

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