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日誌九十八日目


・Oculus Rift(3)


 サマーセールということでなんかゲームでも買うかあ、と思ってあれこれ物色していたら、Oculusストアの方でRAW DATAが週末フリープレイになっていることに気がついた。ちょうどいいや。早速ダウンロード、お試しプレイと洒落込んでみる。

 冒頭の画像を見ての通り、FPS視点の面クリア式アクションゲーである。

 VR界隈では一時期かなり話題になっていた一本だが、何故か今まで縁がなかった。たぶんいかにも酔いそうな見た目だったのと、日本語版が出ていないのが大きかったのだと思われる。

 プレイしてみた限りでは、酔いについては嬉しい誤算で諸々配慮が行き届いており、歩き回っても三半規管へのダメージは薄い。加えてテレポート移動でも然程不自由なく遊ぶことができた。

 ていうかこの手のゲームの常で、ぶっちゃけテレポート移動のほうがだいぶん強く戦える。今回、四種類のプレイヤーキャラクターから弓キャラを選んでみたが、In Deathのような投擲方式ではない単純な短距離瞬間移動であり、あっちこっち飛び回って攻撃を避けつつバンバン射っていくことができる。近接キャラ以外はテレポートオンリー移動で構わないように思う。

 ただ、やっぱり日本語化されていないのが辛い。ストーリーは概ねNPC同士の会話というか通信がメインで進んでいくわけだが、字幕すら出ない(出す設定があるのかもしれないがどのみち読んでる余裕はないと思う)せいで自キャラを操作しながらヒアリングとか無理すぎる。話の筋自体は単純っぽいのでなんとなく分かるような気はするものの、なんとなーくであり、結局出てくる敵をひたすら倒すだけとなってしまい相当味気ないものがある。

 あとこれキャラクター分け要らなくない? という気がせんでもない。射撃も近接も同じキャラに持たせちゃダメなの? 弓ゲーとして作られたIn Deathですら盾でバンバカ殴れたのに、こっちはダメージになっているのかすら怪しい素殴りだけなのが非常に寂しい。普通に拳銃、ショットガン、弓を切り替え可能にするかドロップ式にして、近づいてこられたら刀で斬れるようにしたほうが爽快感ありそうだ。

 まぁプレイアブル増やすとボリュームが簡単に確保できるわけで、コスト面で仕方のない部分もあるのだろーけれど。

 話題になっただけあって見た目も綺麗だし、インターフェースもしっかり作り込まれているし、難易度設定も適切。全般的にプレイアビリティが高くソツのない一本だと言える。まだまだコレといったものがなかった二年前に出て大いに売れたのも分かる話で、自分も最初にプレイしたVRゲーがこれならやり込んでたんじゃないかなあ。

 でも、今となってはそこまででは、といった感もなくはない。サイバーパンク的な世界観も正直好みではなく、惰性でやるならIn Deathで良さそうだ。

 というわけで、無料期間中でおさらばかな。セールでモンハンワールドを買ったので、今後しばらくはそっちをやり込んでいく方向で。

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