検査にて脳腫瘍が見つかる
12月頭、それ以前から足取りがフラフラする、と父。
私に連絡が来たのはつい先日のことだ。
「検査の予約がとれないから」と受診予定日が遠のいていたのだが、
アドバイスもあり、なんとかすぐに検査が受けられるようになった。
レントゲン、CT、MRI、検査を受けて
脳腫瘍が見つかった。
身体のふらつき、などは、どうやらその腫瘍が周囲を圧迫して正常な脳神経の働きを鈍らせている為に起こっていたようだ。
発語に支障は無く、会話はハキハキしていたのだが、
ドクターによればすぐに手術が必要、とのこと。
年内の調整が進められている。
診断後に、あわてて動いてもらっているところをみると、
やはり、一刻を争う状態だったのだろう、
早く受診、そして検査を受けに来れて良かった、と感じている。
「なんだかおかしい。足取りがフラフラする」
「自分ではできるつもりでいるのに身体がうまく反応していない」
「つかもう、触ろうと思ったのに掴めない、触れない」
脳の神経伝達回路に不具合が生じている可能性があるかもしれない。
いま、病院はコロナ感染を警戒して面会謝絶。
仮に身内の人が具合を悪くして入院したとしても、パッと御見舞にいけるわけではないのだ。
父の場合、検査結果、診断の降りた当日に入院、とはならなかった。
PCR検査、それから、全身の病変を調べるためのPET検査が行われてから入院の予定となっている。まだ手術日の調整中ではあるが、近日中に行われるだろう。
・・・日頃の興味関心をブログ記事にすることが多いけれど。
今回のように非日常的な経験、というか、いざ、というとき、すばやい判断が求められるようなケース、シチュエーションでの心構えを自分なりに記しておくことで、だれかの役に立てば良いな、と思った。
現在、福祉施設で働いている身だから、話を聞いた時にはピン、ときて、
「脳機能に支障が出ているかもしれないな・・・」と予測はついた。
だが「検査もできるだけ早いほうが良いんだろうけど、予約がとれないならしょうがないか・・・。」と、悠長に構えている面があった。
周りのアドバイス、支えもあって、あらためて病院へ電話をかけ直し、
「予定を早められないか?、思ったより悪そうだ」と意見したことで、今回は運良く、検査の日程を早めることができた。電話を受けて調整を図ってくれた看護師にも感謝の思いである。
自分はどちらかと言えば、自分の意見を粘り強く押し通そうとするというよりも、
事なかれ主義、というか、とにかく争いを避けがち、というほうだ。
何を言いたいかと言うと、
いざ、という局面
自分が大事にしたい、後悔したくない、と思う場面でさえ、ついつい、うっかり日常的な「事なかれ主義」を発揮してしまってはいないか? ということ。
強く出る時があっていいのだ。
普段、ほいほい頷く体質が身に染み付いてしまっているから、
大事な場面でさえ、妙な気を遣ってしまいがち。
きっと、ぼく以外にも、いるのではないか?
THE 日本人 ということなのだろうか。
というより、たんに自分のずるくて、弱い部分かな。
ふと、そんなことを考えた。
・・・ともかくも、事態が良い方へ進めばいいなぁ。
おやじ!良くなってくれよ!
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