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家族のこと⑬| 骨髄異形成症候群の父との時間
2025年1月3日
兵庫県の実家から埼玉県に帰る日。
この日も弟家族が合流して9人で箱根駅伝を観戦しつつのお昼ご飯。
「やっぱり強かったなぁ、青学」
「この監督、ほんまよくしゃべりはるなぁ」
「シード権争い、順大があかんかったかあ」
なんて言いながら焼き鳥屋さんの持ち帰り弁当を食べる。
そんな時間を過ごしながらも、どうしても自分たちが出発する午後4時までの残り時間を気にしてしまう自分。
そんな自分が思い立って寝室の本棚にあったアルバムを持ってリビングへ。
自分と家族の昔の写真…。
今、父が住む家が建て替えられる前の、父が育った頃の写真。自分や弟と一緒に映る父の写真。そんな話をしていると、母が別のアルバム…父と母の結婚式のアルバムを持って来て見せる。
父は自分の昔の写真よりも、孫たちの赤ちゃんの頃の方の写真の方をうれしそうな表情で見ていたような気がするけど、アルバムを見ながら懐かしい話をする時間って、やっぱりよかったかもって思いました。
帰る前、
「ちょっとパソコン見てくれへんか?」
という父。パソコンのセキュリティソフトの更新が止まってしまったと。以前使っていたクレジットカードが更新されてしまったために、そのカードの情報を入力し直さないといけないと…。
「お安い御用」とパソコンに向かうものの、新しいカードがナンバーレス。クレジットカードの番号は、カードが送られてきたときの書類でわかったもののセキュリティコードがわからない…。カード会社のサイトへ行き、「パスワードがいろいろあってどれかわからへんねん」というパスワード。まぁ、「パスワード、全部共通してこれやねん」って言われるよりも安心ではあるものの「これかな」「ちゃうなぁ」と言いつつ入れていき、間違いの回数によるセキュリティロックがかからないかヒヤヒヤしながらなんとか無事にログイン。
パソコンの画面上、セキュリティソフトの更新は、1年と3年の選択肢があり、3年だと割安とか書いてあり…。
「あっ」と思った自分
「とりあえず1年でええで」と言う父。
余命半年と言われた父、なんか複雑な気持ちになったかな…、と思いつつ申込み完了!
思いがけず時間を要してしまったけれど、無事に「パソコンは安全な状態です」という緑色の表示に変わったのを確認して、急いで荷物を車に詰め込み埼玉へと出発。
今回の帰省、そもそも骨髄異形成症候群の父と会うことすらかなうのか?という不安の中での帰省でしたが、無事に4日間を家族一緒に過ごすことができました。
次はお盆?ゴールデンウイーク?なんとか元気で過ごして欲しいと願う日々が続きます。