#6 会社員の取りうるキャリアアップの選択肢9選
複業(副業)やパラレルキャリアを目指す会社員の方に向け、「本業は会社員 × 複業で経営者」になる10ステップを、発信している「かける」です!
これまでの記事では、「本業は会社員 × 複業で経営者」のメリットやリスクなどについて、ご説明してきました。この記事では、会社員の取りうるキャリアアップの選択肢について、社内でのキャリアアップ、社外でのキャリアアップ、パラレルキャリアの3つに分けて、ご説明します。
なお、副業の始め方や起業準備、特に、「会社員として働きながら、起業し会社経営を行うためのプロセスやノウハウ」を、以下のリンクにあるサイトマップにまとめています。ぜひ一度、ご覧ください!
社内でのキャリアアップ
1. 昇格へ挑戦
概要
会社でキャリアアップを図る王道は「昇格へ挑戦」です。能力や業績を高めて評価を得ることで、役職を上げ、より大きな責任と裁量を手にできます。昇格は給与や待遇の向上だけでなく、影響範囲が広がり、部下やチームを率いる立場になるケースも多いです。また、昇格を目標に据えて努力を重ねる過程そのものが、リーダーシップやマネジメント力を磨き、大きな成長の機会となります。
どんな人に向いているか
安定した環境でキャリアを積みながら、組織で活躍したい方におすすめです。専門性を高めつつ、リーダーシップやマネジメントに挑戦したい方、会社に長く貢献しながら役割を広げたい方に適しています。
2. 部署異動
概要
別の部署へ異動することで、新しい業務内容や人間関係、働き方を経験できます。今までの知見やスキルを活かしつつも、異なる分野でのノウハウを吸収できるため、キャリアの幅が広がりやすいのが特徴です。また、社内でのネットワークが増えることで、より多角的な視点を身につけられるメリットもあります。
どんな人に向いているか
同じ会社に在籍しながら、新しい環境やスキルを獲得してキャリアを広げたい方に適しています。今の部署での経験を他の部署で活かしたい方や、異なる領域に挑戦して視野を広げたいと考える方に特に向いています。
3. 社内起業
概要
社内起業とは、会社に所属したまま新規事業を立ち上げる取り組みです。自社のリソースやブランド力、既存顧客を活用してイノベーションを実現する手段として注目されています。この仕組みは、社員が新しい挑戦をする機会を得られるだけでなく、会社にとっても収益源の多様化や市場拡大、組織の活性化といったメリットをもたらします。
どんな人に向いているか
起業に興味はあるが、会社を辞めるリスクを避けたい方に向いています。また、組織の資金や人材を活用して大きなチャレンジをしたい方や、新規事業を通じて組織に変革をもたらしたいと考える方にも適しています。
社外でのキャリアアップ
4. 転職
概要
転職は、新しい職場や環境で、これまでの経験やスキルを活かしながら、より自分らしい働き方や成長を実現するための選択肢です。働き方改革が進む中、転職は単に収入や役職を変えるだけでなく、自分の価値観やライフスタイルに合ったキャリアを築くための重要な手段として広く認識されています。
どんな人に向いているか
現職に成長の限界を感じている方や、理想とするキャリアビジョンを具体的に描けている方に適しています。たとえば、新しい業界や職種に挑戦して視野を広げたい方、スピード感ある仕事環境での成長を望む方など、それぞれの目標に合った道を選びやすいのが特徴です。
5. 起業(フルコミット)
概要
会社を辞めて、自ら事業を立ち上げる働き方です。自分の裁量でビジネスを展開できるため、やりたいことに集中して取り組むことが可能です。個人事業主として始める場合は、手続きが簡単で初期費用を抑えられる一方、事業規模の拡大に制約があります。一方、法人を設立する場合は、設立費用や手続きの負担が増えますが、税制面や信用力で有利になり、事業の拡大にも適しています。
どんな人に向いているか
組織の枠にとらわれず、ゼロから事業を作り上げたい方に最適です。アイデアを形にする行動力や、リスクを受け入れる覚悟がある方、高いモチベーションを維持できる方に向いています。
6. 資格取得
概要
資格を取得することは、自身の専門性や信頼性を高める有効な方法です。資格を保有することで、社内で新たな役割やスキルを活かす機会を得られたり、転職で有利に働くことがあります。また、資格取得に向けた学習を通じて体系的な知識を習得し、自信や実務能力の向上にもつながります。ただし、資格取得には時間と労力が必要なため、計画的に取り組む必要があります。
どんな人に向いているか
専門性を高めたい方や、自分のスキルを明確に示したい方に適しています。コツコツ努力することが得意な方や、資格取得後のキャリアプランを持つ方には特に向いています。また、業務に役立つ知識を深めたい方や、新しい分野への挑戦を考えている方にもおすすめです。
パラレルキャリア
7. ボランティア
概要
ボランティア活動は、直接的な報酬を得るためではなく、社会貢献や自己成長を目的とした取り組みです。地域イベントの運営支援や清掃活動など、比較的手軽に始められるものから、学習支援や災害ボランティアといった専門性が求められるものまで、活動内容は多岐にわたります。最近は、ビジネススキルを活かしてNPOや社会的企業を支援する「プロボノ」も注目を集めています。
どんな人に向いているか
報酬よりも社会的意義や貢献を優先したい方、あるいは仕事とは異なる形で自己実現したいと考える方に向いています。プロボノであれば、実務スキルを活かして社会貢献ができるため、専門性を活かしたい方や新しい経験を積みたい方におすすめです。
8. 兼職(別会社に勤務)
概要
現在の会社で勤務を続けながら、別の会社での勤務を掛け持ちする働き方です。勤務先が複数になることで収入を増やせるだけでなく、異なる職場での経験やスキルを積むことができます。ただし、会社の就業規則や労働契約、社会保険などの法的・制度的な確認が必要で、勤務先双方から承認を得ることが不可欠です。
どんな人に向いているか
多様な環境で刺激を受けながら働きたい方や、異なる業界の知識やスキルを身につけたい方に向いています。ただし、時間管理や体力面のリスクが伴うため、自己管理が得意で、勤務先の調整を円滑に行える方におすすめです。
9. 起業(複業)
概要
パラレルキャリアとしての起業は、現在の会社で勤務を続けながら、個人事業を始めたり、会社を設立して自ら事業を立ち上げる働き方です。フルコミットで起業する場合と異なり、安定収入を得ながら少しずつ事業を育てることができます。その反面、時間やリソースの制約が大きく、本業も副業も中途半端になってしまうリスクもあります。
どんな人に向いているか
会社員としての安定収入を保ちながら、新しいビジネスを少しずつ育てたい方におすすめです。また、大企業など充実したリソースのある環境で大きなプロジェクトに携わりつつ、経営者としての自由度を楽しみたい方にも向いています。
この記事では、会社員の取りうるキャリアアップの選択肢について、社内でのキャリアアップ、社外でのキャリアアップ、パラレルキャリアの3つに分けて、ご説明しました。みなさんのキャリアデザインやキャリアプラン、キャリアアップの検討や準備の参考になれば、とても嬉しいです。
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