スウェーデンで就労ビザをもらった話。
突然ですが、祝。
首を長くして待っていた、就労許可が降りました。
審査結果が出たっていう連絡を、移民局のウェブサイトから通知でもらってもはやパニック大慌て。
肝心な結果は手紙で届くっていうから、「そんなの待てないよ!今すぐ教えてもらえたりしませんか?」って言って担当者の方にメールしたら、すぐ返事が。
って。
えええええ!
メール画面のスクショを彼氏に送りながら、号泣。
彼からスタンプの連打受信。
うわあああああって、声を出しながら、泣。
出先から帰ってきた彼は、玄関先でパーン!と、シャンパンを開けるサプライズで祝ってくれました。
やっと、出たよ、ビザ。
もうずーっと結果を待っていて、もうビザがないことに慣れてしまっていた。前のビザの条件が適応されている扱いなので不法滞在とかじゃないけど、前のビザって学生ビザだし。卒業して何年経ってると思ってるんだーっていう腑に落ちない感覚と、微妙な立ち位置になっているなっていう違和感。
それでも図太くスウェーデンに居座っているけど、ほんとに居ていいのかな?という気持ちになる。いや、税金払ってるし居ていいんだけど。
国境もまたいで大丈夫かな、という不安。日本のパスポートは、幸いシェンゲン協定圏内に特別なビザがなくても入れるので、なんの問題もないんだけど。スウェーデンでのビザがなくても、観光客として国境をまたいでの出入りは自由。日本への帰省もし放題、な、はず。
でも、ビザ申請中っていうイレギュラーな立場っていうのは否めない。国境を跨ぐにあたっては、移民局とのやりとりがわかる書類を持って行くのがベター。説明を求められたら、きちんと話したりしなきゃいけないし。そしてなにより、国境警察にダメです、日本に帰りなさい、って言われたら、反論はできても、従わなきゃいけない。
パスポートだけ見たら、観光ビザで許される90日間の滞在はゆうに超えてる。それだけでNGってなるのでうまく説明しなきゃなっていうドキドキ。
仮に追い出されちゃって日本に帰ったとしても、スウェーデンに戻ってくるときも、最後のEU出国日から、90日空いてないといけない。
ややこしいことになったら嫌で、ただでさえビザ待ちの不安もあるのに。これ以上ストレスを増やせなくて、私の場合はスウェーデン国内を楽しむスタイルでいました。もちろん日本に行ったり海外旅行を楽しむ強者もいるが、私はそこは小心者でした。
改めて思った。祖国って素晴らしい。
自分から取りにいかなくても、親が出生届など申請してくれたおかげで、住む権利、出ていく権利、自由に帰ってくる権利を持っている。
見過ごしていた、当たり前になっていた権利。祖国って素晴らしいなぁ、息がしやすいなぁ、なんて。
海外留学から、移住へ。
就労許可をもらって、やっと、移住したって言える気持ちに。
結果を出すために働いてたのは移民局だし、移民裁判所に書類を出したり移民局の質問に答えた以外は待ってただけなんだけど、大きなことを達成したような気持ち。ゴールした感が、はんぱない。嬉しい。達成感!
って言って、日本をあとにした私。今はもう違う。
って言っていいんですよね。
でもさ、よく考えたら、何かが終わったっていうよりは、いろんなことが始まった。ビザの待ち時間は終わったけど、結果が出た日から私の就労ビザの2年間は始まった。
彼氏との日常は続いていくし。会社は就労ビザをともに申請した雇い主として一安心、これからもきっちり働けよ、って感じだろうし。
アパートとか買いたいと思っているもののための貯蓄、転職のためのスキルアップ、語学の勉強なんかは、続けなくっちゃいけない。ここのモチベは格段に上がった。
気持ちが一新して、心機一転!
新しい日々がスタート!
これが正しい現状かな、と。
でも、気持ちは、終わったぁ~~~!!っていう想いでいっぱいで。
疲れていたのか、めっちゃ風邪ひいてるし今日も寝込んでたし。
ちょっと休んで回復したら、新しく始まった移民生活、楽しんでいこうと思います。
全部おわった、って、ほっとできなくて残念だけど。
来月日本に帰されるかな、とかいう心配がなくなって、もっと長期的な視点で、いろいろ考えて暮らしていけるのは嬉しい。
ビザがないことを言い訳に、先送りにしていたいろいろとも、向き合っていきましょう。
ちょっと今は、少し。休んでから、ね。