見出し画像

オタクだってアオハルしたい 3話


翌日.........



○○:.........はぁ


ガラガラッ


和:五百城君、集合。


咲月:来て


○○:チラッ


あいつらはまだ来てないし.........いいか.........


○○:どうしたの?


和:最近私たちのこと避けてるよね?


○○:そんなことないと思うけど


咲月:いいや、あるよ


○○:..................ごめん


和:なんで?


○○:ごめん.........


咲月:ごめんって言われても.........


○○:ごめん.........タッタッタッ


和:あ、ちょっと!











○○は逃げてきた先の屋上の扉を開ける


ガチャ

○○:はぁ.........やってしまった........





すると突然.........


ガチャ


男1:よぉ


○○:どうしたの?


男1:お前が走っていくのが見えて.........な!


○○:ぐっ!






その後も殴る蹴るの暴力が続き.........


男1:お前、なんで学校きてんの?


○○:..................


男1:生きる意味ないよ、お前


○○:..................


男1:つまんな、じゃあな


ガチャ



○○:たしかに生きてる意味なんて無いのかもな.........



○○:飛び降りたら楽になれんのかな.........



スタッ

○○は柵を乗り越え屋上の縁に立つ





○○:綺麗だなぁ.........景色.........






○○の決心が着いた瞬間、突如屋上の扉が開く.........



ガチャ


和:止まって!!!


咲月:五百城君!!


○○:2人とも.........どうしてここに.........?


和:五百城君に逃げられたから.........探しまわってたの.........


咲月:とにかく.........柵の内側に戻って!


○○:う、うん.........








和:酷い怪我だし.........どうしてあんなことしようとしたのよ.........グスッ


咲月:あー、五百城君が和のこと泣かせた。笑グスッ


和:そういうさっちゃんだって泣いてるもん.........グスッ


○○:ごめんね.........2人とも.........









少し時間が経ち.........


○○:落ち着いた?


和:うん.........ごめん


咲月:五百城君、私たちを避けてたこと、怪我が毎日増えてること、飛び降りようとしたことに関係はある?


○○:無くはないけど.........


和:五百城君、誰にやられたか言って。


咲月:あー、和あの手使うの?


和:不本意だけど.........友達がこんなになってるのに手段なんて選んでらんないよ


○○:友達...........................グスッ


和:あれ、泣いてる?笑


咲月:たしかに。笑


○○:泣いてないけど..................グスッ


和:ほら、ティッシュ。


○○:ありがとう.........


咲月:五百城君。


○○:..................?


ギュッ



咲月は○○に抱きついていた




和:はぁ?!


○○:ちょっ?!菅原さん?!


咲月:泣きたい時は泣いたっていいんだからね。


○○:だ、大丈夫だから.........


和:そ、そういう事なら私も.........ギュッ


○○:だから、大丈夫だってば.........


咲月:そうそう、和はお子ちゃまなんだから私で充分でしょ?


和:子どもじゃないし!ギューッ


○○:ちょっ!いたたたたっ!!!


咲月:五百城君死んじゃうよ。笑


和:やってきたやつの名前言えー!!!!


咲月:あ、その手があったか。


○○:い、言う言う言うから!!!死ぬ死ぬ死ぬ!!!


和:はい、誰、カモン名前


○○:はぁ.........はぁ.........男1、男2、男3だよ.........


咲月:なぎ!


和:よし来た!


プルルルル  プルルルル


和:あ、もしもしパパ?


和:うん.........友達が虐められてんだけどどうにかしてくれない?


和:うん.........男1、男2、男3ってやつのせいだから


和:うん、じゃあねありがと


○○:えっと.........何してたの?


和:もうこれで○○がいじめられることはないと思うよ?


○○:ってかいじめられてるなんて言ってないし.........


咲月:そんなの無理があるでしょ、痣だらけだし


和:そうそう、理由は分かんないけど


○○:理由.........


咲月:ま、無理に聞くもんじゃないから


和:うん、とりあえずこんなことは二度としないでね?


○○:うん.........ほんとにありがとう.........


和:お?泣くか?笑


○○:泣かないし.........。


咲月:あ、ちょっとうるっと来てる。笑


○○:来てないってば.........


キーンコーンカーンコーン


和:あ、チャイム鳴っちゃった


咲月:とりあえず病院連れてこっか


和:賛成


○○:別に大丈夫なんだけど.........


和:ツンツン


○○:いったぁ!!!


和:ほら、観念して行くよ?


○○:はーい.........







診察後.........


○○:はぁ.........


和:ほんとにもっと早く頼ってくれれば良かったのに.........


咲月:全身痣だらけになっちゃって.........


○○:2人に言ったら迷惑かけると思って.........


和:友達なんだから迷惑はかけていいの!


咲月:うんうん


○○:そっか.........ごめんね


和:よし、そうと決まればご飯食べに行こ!


咲月:私焼肉がいい!


○○:焼肉にする?


和:うん!


咲月:じゃあ五百城君の奢りね?


和:私たち頑張ったもーん。笑




○○:はぁ.........仕方ない.........笑










To be continued.........



















いいなと思ったら応援しよう!