コロナをきっかけに今一度考える、セラピストの存在価値①

セラピスト、なんて名乗る仕事に従事して、ずいぶん経つ。
その間、私はずっと

「繰り返し私のところに来なくなるのが一番いい」
と思ってきた。

私のところに来なくちゃいけない=解決していない
クライアントとセラピストの関係に依存を作りたくない
と考えていたからだ。

世の中では「リピーターを作るために」とか
「さらに高額メニューを買っていただくために」の策が溢れていて、セラピストもそれを必死に考える。
それが悪いことだとは一切思っていない。

和菓子が好きか、洋菓子が好きか、くらいの違いかもしれない。

ただ、私は、とにかく「解決」をする方法を提案したかった。
そのために、必要なのはなんだろう?
そのクライアントが私から卒業するためにできることはなんだろう?
そればかりを探し、求めてきた。

そもそも、そんなこと考えているセラピスト仲間はいなくて、
同業者にそんな話をしても
『?』
怪訝な顔をされるだけ。

マイノリティなのかな、
だからうまくサロンが回らないのかな、
そんな風に苦悩したこともあった。

そんな中、社会的な事件が起きた。
(続く)



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