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BALI島探訪録「南国の薬草サウナを求めて」

インドネシア・バリ島の森のリゾート「ウブド」に薬草サウナがあるという噂を聞きつけ、兼ねてから計画していた2025年1月のバリ島ジャムウ修行のタイミングで訪問してみることに。

日中の平均気温が30℃、湿度は70%を超えるバリ島。
常夏の島でサウナ??という不思議を感じつつ、成田空港を出発して7時間、バリ島・デンパサール国際空港に降り立ち、一路お目当てのサウナがある「ウブド」地区を目指します。

「ウブド」はバリ島のほぼ中央に位置する自然に囲まれた森のリゾート。
ウブドには何度も訪れているが、コロナ禍以降、久しぶりの再訪。町並みはあまり変わっていない様子だが、以前よりも往来する観光客が増えたように感じる。地元民に聞いたところ、自然の中で静かに休暇を過ごす観光客や長期滞在者が増えているそう。(羨ましい)

空港を出発して約3時間。ウブドに到着したころにはすっかり夜。旅の疲れもあり、この日は、夜のウブドを軽く散策して就寝することに。

いざ南国のサウナへ!

翌朝、お目当てのサウナ「Boreh Pijat(ボレ・ピジャット)」へ。
店構えは穴場のローカルサロンといった雰囲気。同行した社員は初海外ということもあり、あまりのローカルサロンっぷりに面食らってました(笑)
見た目はともかく衛生的に汚いわけではないので、勇気のある方はぜひ訪問してみてください。

今回、マッサージは受けずに、お目当てのサウナと、もう一つのウリである伝統的な薬草スクラブ「ボレ」をチョイスしました。
ボレ・ピジャットさんの面白いことろは、サウナとボレを組み合わせている点で、これが素晴らしい発汗作用をもたらしている。

サウナ×薬草スクラブのコンボで滝汗!

店名にもある「boreh(ボレ)」とは、ターメリック、ジンジャー、スパイスをすり潰して作るインドネシアの伝統的なボディスクラブ。
「バリ島でサウナ」というだけではあまりピンとこないが、サウナ×ボレのコンボにより、バリ島でも珍しい薬草サウナというスタイルになっている。

セラピストさんが、ボレを全身に塗りたくってくれて、全身をスリスリとスクラブしてくれます。この時点でポカポカと温かく血流が良くなっているのを感じる。数分時間をおいて、ボレが乾いたら、薬草サウナへ。

木で作られた小型のサウナ室の中は、スチームが立ち込めていて最高に気持ちいい!!5分もすると汗・汗・汗!!これまでに体験したことのない滝汗!!ボレ効果なのか汗が止まらない。所要30分のところ20分でギブアップしてしまいました。日本のサウナの様に息苦しさはなく、薬草の香りに包まれて大量に発汗することができました。

サウナ室から出ると、爽やかな風が心地よく、心身共に爽快感に包まれまた。長旅でパンパンになっていた足の浮腫みがとれ、靴がぶかぶかになったのも印象的でした!

最後に

インドネシアのマッサージやハーブの使用方法は、未病を対処するためという意味合いが強い。常夏のインドネシア・バリ島においても「冷え」は万病のもとであり、ジンジャーやターメリックなど、身近な植物を健康に役立ててきた歴史背景がとても興味深い。

まだまだ知らないことが多いインドネシア・バリ島。
神々の住む神秘の島で、インドネシア伝統の美容健康法「ジャムウ」触れることができました。

次回は、伝統的なジャムウ・ドリンク作りをレポートします。