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フランスといえばNew French Touch

こんにちは。NFTキュレーター(修行中)の楠です。

たくさん記事は書いているのですが
百聞は一見にしかずだよなー
と思うので、イベントがあったときは
私の体験談をお話ししていきますね。

茶色のブルゾンがFrench Touchの父Etienne de Créchy
右の4名がキュレーター


90年代 French Touchがアツかった!


音楽好きなら、フランス好きなら知ってるかもしれない
French Touchムーブメント。
90年代中盤のフランス産エレクトロ・テクノを
French Touchと言うんですね。
Etienne de CréchyらがFrench Touchを生み出し
Daft PunkやAirで一躍世界へ広がった音楽です。

私の渡仏は2002年。
すでにDaft Punkが世界的に成功を手中にしており
松本零士氏とのコラボ映画『インターステラ5555』の公開年です。
当時French Touchはパリを席巻中で
夜な夜なエレクトロイベントに繰り出しておりました。
今でも彼らの音楽好きです。

New French TouchとFrench Touchとの関係についてもポスターで言及

2022年 New French Touchがアツい!


今日のお話はNew French Touch
Benoît CoutyとAlbertine Meunier率いる
コレクター&キュレーターチームが結成しました。
流動的ですが、20名強のフランスを代表するNFTアーティスト集団です。
すでにNew French TouchはNYのNFT週間でも展示をしています。

昨日、New French Touchの展覧会の
オープニングパーティに行ってきました。
2回目のSUPER RAREでのオークション記念です。

キュレーターの挨拶、アーティストの挨拶などがあり
観客の後ろにこっそり隠れていた
Etienne de Créchy が最後に引っ張り出されてご挨拶!
 さきほどの長い前置きで出てきた
90年代フレンチ・エレクトロ・ムーブメント
「French Touch」の父です!

彼は今、NFT作品にも着手していて
New French Touchの一員です。
私にとっては会いたかった歴史的人物とお話しできて
とっても感慨深い夜でした。
彼も言っていました。
「30年前に作ったFrench Touchが今また進化を遂げ、
それに関われるなんて、あと30年は安泰だな」って。

pixel sacrifice、右 farah の作品


NFTのごちゃまぜ感がいいよね


ミュージシャンや彫刻家、クレイ作家
グラフィックデザイナー、デベロッパーなどが
New French Touchのアーティストとして活躍してます。

NFTって単なるツールだと私は思っているんです。
自分の得意なもの x NFT ができるのがいいところ。
フランスは文化・芸術方面でのNFTが多いけど
スポーツ x NFT とか、地方再生 x NFTとか
観光 x NFT とか、食 x NFTとか
無数に掛け合わせた事業がすでに存在しています。
無限の可能性がありますよね!

NFTのイベントで出会う人と話していると
必ずしもアーティストだけじゃなくって
いろーんなジャンルの人に出会って、面白いのです!
今日はどんな人に会えて、どんな話で盛り上がるかな?
毎回楽しみで参加しています。

途中でブレーカーが落ちて真っ暗になるハプニング!
すぐに「ハッピバースデー」の歌をみんなが歌いはじめ、終始楽しい雰囲気♪


New French Touch展はどうだった?


日本でもフィジカル展示が増えているので
「NFT展示ってこんな感じ」が想像しやすいかもしれませんね。

【展示方式】
今回も、壁に大小、縦横のモニターがかけられていて
そこに展示作品が映写されています。
全部で15台くらいあるかな。

フランスのNFTアートは、映像作品(数秒の動きがあるもの)が多いので
ひとつのモニターで何人かの作品を繰り返すかたちです。
(今回はメンバーが少ないので、1モニター2人くらいかな)

【販売方式】
このギャラリーは
作品を印刷してフィジカルも販売というタイプではない。
NFTオンリーですね。(もっともSUPER RAREでオークションです)

でも、別のギャラリーでは
NFTとフィジカル(その場合静止画)のどちらかを選んでもらう
というタイプもありました。
コレクターさんがどっちが欲しいかによります。
(ダミアン・ハースト方式ですね)

【展示空間】
あ、展示のために貸し会場を借りるというのではなく
すでにあるアートギャラリーがNFT展示をしているのが特徴。
まだ数は少ないですが、アートギャラリーがNFTに着手している例
どんどん増えています。

日本では、既存のアートギャラリーがNFT展示に着手している例
私は知りません。
もっとも日本には「貸しギャラリー」があるけど、こっちにはないんです。
なので、アートギャラリーがNFT展示をキュレーションしているんですね。

【お客さん】
オープニングパーティーだけで多分100人くらい来たかな。
ギャラリースペースでは入りきらなくって、外にも人が溢れていました。
お酒と軽食片手に、作品について語ったり
近況報告したり、NFTの話したり、クリプトの話したり
誰かを誰かに紹介したり。。。

たくさんの人とお話しするので
名前とTwitter名とお顔を一致させるのが大変。
だから、何回も足繁く通って、覚えて行きます。
おかげさまでお友達たくさんできました♡

メディアアーティストとしての沈黙を破り、復活したSystaime


英語やらなきゃ


パリでは、いきなり英語で話しかけられることって
これまであまりありませんでした。
ビジネスでもフランス語で全然OKでした。

なのに、ここにきて英語で話しかけられることが多く
本当に困る!
平たい顔族が珍しいのか
フランスのNFT民はすぐ英語にスイッチしちゃうんですね。

昨日なんて、ほぼフランス人だったのに
何度も英語で話しかけられて
「フランス語喋れる?」と聞いたら、相手も安堵。
そんなシーンが何度もありました。

とはいえ、BNVのRichard Hobbsさんも来ていて
(前日のメタバースファッションショーの会社のCEO)
フランス語がNGの方もいるので
解決策は「私が英語を操れるようになる」一択。

どこの国でも「海外でNFT」を考えているなら
英語が共通言語ですから、苦手な人、一緒に頑張りましょう!

というわけで、このNew French Touch展は
Galerie IHAMにて10月7日まで開催です!
お近くにいらっしゃる方は是非ー!


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