どんな体験でも楽しむセンスのある人は人生得すると言う話。
AROMABLENDBARも無事今年の営業を終えました。
5月15日にオープンしてから12月28日まで、結果的になんと約1000人の方にお越しいただけました。
これは凄い事だし、色々な方にアロマに興味を持ってもらえる事にとても嬉しい気持ちになりました。
それと同時に新しい課題も見つかっていて、
以前もブログに書きましたが精油を香り慣れていない方がシングルオイルを香ると植物感が強かったり、自然みが強かったりするので懸念しがちなんですね。
そして選びやすい香り(ムスクや合成香料の混ざった調合香料)のみを選びがちになってしまいます。
精油の魅力は一つ一つが植物や果物、木や葉、まさに自然の恵みだと言う事。
それらを少しずつブレンドする事で本当に心地よい香りを作る事が出来るのです。
diptyqueやdiorやbyredoなどの大人気なメゾン系フレグランスもムスクやアンバー、バニラなどの合成香料は含まれますが、ベースは精油を使っています。
その一つ一つの自然の恵みを体感し、イメージしながら香りを作る事で本当に自分だけにしか作る事のできない香りを作り出すことが出来るのです。
AROMABLENDBARに来た際は特別な体験だと思って香りに向き合ってみてください。
決して心地良くない香りは置いてません。
もちろん好みはあるので苦手な香りもあるかもしれませんがネガティブな言葉を発する事はサロン内では禁止しています。
それはなぜかと言うと、
"苦手な香りでも世界中から厳選し、集めた自然の恵みなんだ"
こう思う事で新しい感性を得る事が出来るからです。
苦手だこれ、くさ、、
と、だけ思うのか
これは木の葉から採れた香りなんだ。
まるで香ったことの無い香りだなあ、森の中の香りみたいだ
と思うのか。
後者の様に考える事が出来る人はどんな体験をしに行ってもきっと楽しめるし、センスも良くなるし店員さんからの印象もとても良くなるでしょう。
僕はよく香りにこだわったレストランに行きます。
恵比寿にあるyamaというデセールコース専門店。
席について初っ端からローズマリーとナツメグのお茶が出てきます。
これ例えば普通のスタバとかで出てきたら正直びっくりして皆飲めないと思うんです。
でも果物やハーブにとことんこだわり、これからスイーツのコースを始める挨拶がわりのハーブティー、そして目の前で丁寧にフレッシュハーブから抽出して入れてくれたのだと思いながら飲む事で凄く美味しく感じるのです。
これもつまり体験を楽しんでるのです。
楽しめない人が飲むとそこで一気に気分は落ちるでしょうし、このドリンクの良さが分からない人はその後のコースもきっと楽しむ事は出来ません。
これはフレンチもそうだと思います。
魚料理が得意なシェフ、創作が得意なシェフ、火入れにこだわったシェフ、香りとのバランスにこだわったシェフ
それぞれお店によってこだわりが全く違うのですが、それをこちらが100%楽しむ事で料理もとても美味しく楽しめる事が出来ます。
ディズニーに行ったらカチューシャつけたりしますよね。
あれも小さな事ですが、一応似てます。
男の人でもこれつけるの恥ずかしいなあ、ダサいなあ
と思うのか、
前の日からディズニー映画をいくつかみて気持ちを高めた状態でカチューシャをつけてまるで自分がダッフィーやミッキーの仲間入りした様な気持ちになり、その世界観に溶け込みながらポップコーン食べだ方が美味しいに決まってるじゃないですか。
つまり僕は何が言いたいかと言うと、その体験を楽しんでくれるお客さんにもっと来て欲しいと言う事と、その体験をどうやったら感動に繋げられるか
と言うところが課題だと言う事です。
日々自分自身も色々な体験をし、より皆さんに感動してもらえる原料探しを心がけています。
ぜひ今年一度作りに来た方、来年また来てください。
きっと新しい感度を得る事が出来るでしょう。