陰陽バランスと、人の身体にあらわれる不調との関係
こんにちは。
今日は東洋医学の陰陽論と、私たち人の身体にあらわれる不調との関わりについてお話しますね^^
陰陽論について
以前こちらの記事で陰陽論の基本的な考え方についてご紹介しました。
陰陽論とは、
自然界に存在する全てのものは“陰”と“陽”で成り立っていて、どちらも自然の中に欠かせない
という考え方のことです。
男性(陽)がいれば女性(陰)もいる
上(陽)があれば下(陰)もある
太陽(陽)があれば月(陰)もある
このようなイメージになります。
そう、陰陽論のポイントは、全てのものが陰と陽に分けられるところです。
それなので私たち人間の身体も陰と陽に分けて考えることができます。
先ほど、「上(陽)があれば下(陰)もある」とお伝えしましたが、これを私たちの身体で当てはめて考えると、
上半身は陽、下半身は陰
と分けることができます。
それなので、身体の陰陽バランスが崩れると、上半身と下半身のバランスも崩れることがよくあります。
以前お伝えしましたように、陽は
太陽のような燃える・上に向かっていく・外に広がっていくイメージなので、
・暑がりで喉が渇きやすい
・顔が火照りやすい
・顔にニキビや吹き出物ができやすい
のような場合は、身体の陽が多い可能性があります。
一方で、陰は下に流れていく、冷たい、凝縮するイメージなので
・身体が冷えやすい
・気分が落ち込みやすい
・浮腫みやすい
このような場合は、身体の陰が多いかも!?と予想することができます。
陰陽のバランスが整っている状態が「心も身体も健康」なときになりますが、
何かしらの原因でどちらか一方が多くなりすぎたり、少なくなりすぎたりといったように、このバランスが崩れると、上記のような心身の不調となってあらわれてきます。
それなので、何か不調を感じたら、
「自分の今の身体の陰陽バランスはどうかな?」
とチェックしてみると良いでしょう。
ちなみに陰陽は絶対的なものではないので、あまり細かく考えすぎなくて大丈夫です。
・身体が熱く感じている?冷えている?
・上半身と下半身の状態はどうか?
・喉が渇きやすいか?あまり水分をとりたくない気分か?
・気分が上向きか?落ち込み気味か?
このようなところから自分のその時の陰陽バランスが見えてきますので、自分の体を実際に触れたりしながらチェックしていくと良いでしょう。
そして、どちらかにバランスが偏っていると感じたら、
食事・睡眠・休養・運動といった基礎生活習慣の見直しをしてみたり、
自分の生活の中で何かバランスが偏るような原因があったかな?と振り返って何か思い当たることがあれば、そこを改善していくなどの対策をとっていくことをオススメします。
東洋医学で大切な考え方である陰陽について今日はお話しました。
ぜひ自分の身体チェックなどにお役立ていただければ嬉しいです^^