好きの中にいすぎると
こんにちは。
エステの仕事を長く続けておりますと幸運なことに様々なお客様とお会いすることがあります。
本当にありがたいことで人生のことを教えてくださる方もいれば、スッとお休みになられる方もおりました。
とにかく疲れをおいて帰ってほしい、という思いで仕事をおりましたし、この仕事が好きなのでいつまでも勉強の毎日だな、という感じであります。
しかしながら、好きな仕事に身をおいているとたまに思うことがあります。
他の仕事が何にもできないな、と。
それでいいし、それが誇りだったはずなのに何故か急にポツンと孤独を味わうのです。
こんなに人に触れ合う仕事はない、と思うのに。
人間とは不思議なもので、幸せすぎる毎日にいると突然不幸せを探したくなるものなのでしょう。
または、この仕事に夢を抱きすぎても続かないなと思っています。
好きなものを仕事にする、というのは本当に難しい。
好きだからこだわりたい、
こだわりたいけど仕事だから採算を合わせないといけない
好きだからもっと追求したい
仕事だから好きな業務だけではいけない
当たり前のことですが、当たり前のことにぶつかると
急にやっぱりそうか、みたいな現実に引き戻される瞬間がしんどいのでしょうね。
これはきっとどの仕事でも言えることだと思うんです。人と人が仕事をしているわけですから、情が湧いてきたり、もしくは嫌な気持ちにさせられたら頑張りたい気持ちも削がれるわけです。
好きだからこそ、わかってほしい気づいてほしい、みたいな押し付けのような感情が出てきてしまって人が離れることもあるでしょう。
好きという感情って厄介ですよね。
周りを見えなくさせる感情でもあるし、
何かを続ける動力になる感情でもあるわけです。
フランキンセンス、という精油があります。
本当に苦手な香りで、この精油が入ったブレンドオイルを嗅ぐだけで入っている!!とわかるくらいでした。
なんでだったのか後から考えた時に、自分の好きの感情に振り回されていた時期だったかもしれないと思いました。
これが好きなのにうまく行かない、人に伝えられない、枠の中で好きなことをするには難しい、など色んなことを考えていたものです。
でもある時、急に好きになりました。
なんとなく好きの中にも責任や自由さを手にした時でした。
好きなマッサージを形にできた、マッサージを好きという気持ちを押し付けではなく聞くという方に昇華することができたりしました。
香りを好き嫌いと判断するのは人間の本能なので、今は嫌いだけど後々好きになることも多いにあるのです。
なんとなくですが、この香りが好きだな、苦手だな、というものがある方はその香りが何でどういうメッセージがあるのかを調べたりしていただくと何かの参考になるかもしれません。
今回もここまで読んでくださってありがとうございます。