
香りって実は。
「アロマ」「アロマセラピー」って、何となくおしゃれなイメージ。若くてきれいな女優・モデルさんや、花や緑が大好きでおしとやかな、優雅な暮らしを楽しんでいる人が「嗜む(たしなむ)」ものだと思っていました。アロマキャンドルを灯して入るお風呂、ファッショナブルなオフィスで、ディフューザーを。お客様をお迎えする玄関でスティックで香りを。高価な香水や化粧品よりも自分の暮らしからほど遠く、敷居が高いもののように感じていました。
でも実際に学び始めると、思ってたよりもっと身近で昔から生活になじんでいるものだと感じるようになりました。考えてみれば、
香り=匂い=生活に直結
な訳で。そして、
「アロマテラピー」とは
「アロマ=香り」「テラピー=療法」
と定義づけられてはいますが、言い方を変えれば、香りに加え植物の分子の力を借りて、身体を良い方向に向けてくれる「知恵」のように思います。
そして私がアロマに魅力を感じるところの一つが「手軽さ」とメンタルに対する「即効性」。
相性のあまり良くない人と会話してイライラ・・・!
お腹空いた・・・もう食べ物の事しか考えられない! なんかぼんやり・・やる気でないなあ・・・。
こんな時。アロマを知る前はその気持ちを抱えたまま過ごしていたり、勢いで飲食店やコンビニに入っちゃったりしていました。「気分転換の方法」ってググると「運動する」「良い景色を眺める」「本を読む」「声を出す」などなど、沢山出てくるんですが「今すぐ」「どこでも」できる方法はなかなか少ないように思います。
でも「香り」なら。
香水やせっけん、アロマオイルだったら小さく携帯可能、身体につけていれば残り香だってある。
「ん~(>_<)!」と思ったら、朝手首にシュッっとした残り香をクンクン。もっと可能ならアトマイザーでシュッ!クンクン。
好きな香りを鼻の奥で感じたその一瞬で
マイナスの気持ちや感情から
少し離れる事ができる。
とても手軽で、"今すぐ!"のヘルプに
サッとレスキュー。
嗅覚はプリミティブな感覚を司る
脳の部分と関連しているから
反応もガツっと早い。
ゴキゲンな毎日ばかりじゃない。
しんどかったり、不貞腐れたりしたい時もある。 そんな時にそっと寄り添って顔を上げる力をくれる、 そんな自分のための香りを、御守り替わりに
毎日を進んでいけたら。
そんな風に思うのです。