
【新制限対応】無限リソースの溟界オルフェゴールデッキ
アロマです。
今回は、2021年3月6日に発売された最新弾の《デッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズ》で登場した新規テーマ【溟界】に相性の良い【オルフェゴール】を採用した【溟界オルフェゴール】デッキを解説します。
新制限の影響もあり今期かなりオススメのデッキとなっていますし、新制限のCSで入賞もしましたので是非読んでいただきたいです。
1.メインデッキ構築
早速ですが、構築から紹介します。
2.このデッキの強み
このデッキ特有の強みは5つあります。
・1枚初動が豊富な上に召喚権で誘発を食らわない事
・【オルフェゴール】の枚数が最小限で良い事
・メインから手札誘発を多く採用出来る事
・誘発で止められてもリソースが残り続ける事
・【オルフェゴール】の弱点を補える事
順に説明します。
・1枚初動が豊富な上に召喚権で誘発を食らわない事
このデッキは「溟界の滓-ヌル」1枚から展開する事が可能です。また、「スネーク・レイン」「おろかな埋葬」は召喚権を使用する事無く展開を行う事が出来ます。これら全てが誘発を受ける場合に召喚権以外で手札誘発を受ける事が可能なので、“召喚権を潰されて負け”という展開系にありがちな負け筋が少なくなっています。
召喚権では「宵星の騎士ギルス」や「終末の騎士」が強力に働く1枚初動として使用出来ますので、相手からの妨害を乗り越える事にも繋がる1枚初動として優秀なものが多いという点が魅力です。
・【オルフェゴール】の枚数が最小限で良い事
【溟界】と組み合わせる事により、【オルフェゴール】で素引きしたくないカード達を採用せずとも問題無く戦う事が出来ます。
今回は目指したデッキの方向性により採用していますが、動き自体には「オルフェゴール・トロイメア」すら必要ありませんので実質4枚のみの採用で完結します。
・メインから手札誘発を多く採用出来る事
今回の構築ではメインから11枚もの手札誘発を採用しています。【電脳堺】や【竜輝巧】ではほぼ不可能な枚数を採用出来る為、これら展開系よりも先攻・後攻の選択権のみで負ける事を圧倒的に減らす事が出来ます。
多くの手札誘発によって「抹殺の指名者」での無効可能範囲も広がりますし、「スカル・マイスター」に至っては相手から妨害を受けた際に展開カードとして運用する事も出来ます。
現在の構築での自由枠が5枚ありますので、さらに増やそうと思えばメインから最大16枚の手札誘発が採用可能です。
・誘発で止められてもリソースが残り続ける事
手札誘発で展開を止められたとしても、【溟界】モンスター達は墓地に残りますので毎ターン同じ攻めが可能です。
また、「溟界の昏闇-アレート」によって除外から【溟界】だけで無く【オルフェゴール】も墓地に戻せる為、【オルフェゴール】を少ない枚数しか採用していなかったとしてもリソースが枯渇する事はありません。
・【オルフェゴール】の弱点を補える事
これについては後ほど詳しく説明しますが、【オルフェゴール】最大の弱点である「アーティファクトーロンギヌス」を無視して展開する事が出来ます。
また、【溟界】のギミックでは手札コストを使用しますので、素引きした【オルフェゴール】を強く使う事が出来ます。
以上がこのデッキの強みです。
3.基本的な戦い方
このデッキの戦い方を簡単に紹介します。
まず、先攻・後攻の選択権がある場合は先攻を選択します。
先攻展開で強力な盤面を作り、返しのターンで一気にライフポイントを削り切る。というのが理想の流れです。展開パターンは後で詳しく解説します。
もし、先攻で展開した盤面を全て処理されてしまったとしても問題ありません。墓地に残っているカードのみで相手フィールドのカードを一掃して1ターンキルまで行えるだけの展開力を持っています。これらのカードは展開に使用しても墓地から消えない為、この動きを毎ターン狙う事が出来ます。
後攻の場合は、一気にワンターンキルを狙います。
このデッキの自由枠となっている部分が20枚近くありますので、環境に合わせたカードを採用しゲームを有利に進める事が可能です。今回の構築では手札誘発を多く採用しています。
簡単な説明ですが、認識としては自由枠の多い展開系で間違いないと思います。
4.各カードの説明と採用理由
1枚ずつ丁寧に解説して行きます。
メインデッキ40枚
・「溟界の滓-ヌル」3枚
このカード1枚で最終盤面まで展開可能です。①の効果で墓地に送るカードも手札によって柔軟に変えられる為、非常に優秀です。②の効果で特殊召喚したこのカードは「キングレムリン」や「レプティレス・エキドゥーナ」に変換する、または【溟界】のリリースコストにする事でデメリットを無視する事が出来ます。引きたい1枚初動という事で最大枚数の採用です。
・「溟界の滓-ナイア」3枚
①の効果で「溟界の黄昏-カース」を墓地に送り、「溟界の黄昏-カース」の効果でこのカードを墓地から特殊召喚する流れがかなり強力です。そのまま②の効果を発動し、「溟界の蛇睡蓮」をサーチする事が出来ます。このカードを素引きしていると相手の妨害を乗り越えられるようになったり、初動としての役割も果たせるので最大枚数の採用です。「溟界の黄昏-カース」を素引きしている場合でも問題無く動く事が出来る為、このカードも柔軟さが魅力です。
・「溟界の漠-ゾーハ」1枚
②の効果によって手札を1枚墓地に送れる為、素引きしている【オルフェゴール】や上級の【溟界】との噛み合わせが非常に良いです。「溟界の滓-ヌル」からこのカードにアクセスする事で、全ての動きが噛み合うようになっています。①の効果でさらに手札を強力に変換する事も出来ますが、デメリットがわりと大きいものなので、発動する際は相手のデッキを選んで使用して下さい。1枚のみで役割を全うする事が出来るので、1枚のみの採用です。展開が出来ない状況となった場合でも、このカードをフィールドにセットでも良いので出しておく事で、次のターン以降の初動としても活躍します。①の効果で「溟界の滓-ヌル」をサーチするだけで基本展開が可能になりますし、状況によっては「溟界の滓-ナイア」を直接持ってこれる為、戦闘破壊させ、ダメージステップに①の効果を発動し初動を確立させる動きも重要です。
・「溟界の黄昏-カース」1枚
ここから先は
¥ 800
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?