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チンギス・ハーンと源義経

今年の1月から、湊容子さん主催のオンライン読書会に参加している。
月2回あるうちのどっちかに参加すればよく、一冊を1年かけて深く読んで、語りましょう、という感じのもの。(たまに本の話どこ行った?みたいになるけど、そこがよい。)そこで読んでいる本がこの「クラン」。

↑こちらはkindle版。スクショした。

最初は電子書籍でいっか、と思ったけど、読んでるうちに紙の本をやっぱり買ってしまった。昭和生まれあるある。
クランはチンギス・ハーンの第二后妃。彼が42才の時に娶った4人目の妃だったにも関わらず、第二后妃にまでなった人。ちなみに24才の年の差婚。(クランが若いのよ。もちろん。)
…こういう話、好き。
なにしろ、私、第二夫人とかお妾さんとか、現実世界では絶対ダメだから。女同士のドロドロとかもムリ。めんどくさすぎる。
かと言って興味がないわけではなく、ちょっとした憧れがあったりする。
本妻さんがいるのに選ばれるって、その人になんらかの卓越した魅力あるってことなんじゃないかなって。
実際、クランは妾とはいえ、ひとつの集落の統治まかされたりして、かなり仕事もできる人。

そんなこと考えてたら、やっぱ引き寄せるよね。もう1冊。


↑アマゾンで見つけた瞬間、ポチりました。

日本一有名なお妾さん(だと私は思ってる。)源義経の愛妾、静御前。
こちらは本妻より義経とのおつきあいは長かったらしいけど。
戦上手で天才的な戦略家だった源義経。でもイマイチ世渡りが下手で天下はとれなかった。
夫の立場は違うけど、クランと静、似たところがあるな、と思う。
・嫉妬にかられながらも冷静で(冷静になろうとしていて)後先考えているところ。
・自分が今できることを全力でやっているところ。
・自分の意思を必要な時に人に伝えている(伝える人を選んでいる)ところ。

いつの世も女性は強い。でないと後世の私たちまで命がつながっていない。
クランは子どもができなかったし、静は産んだ子どもをすぐに殺されてしまった。どんな思いで彼女たちの人生を生きていったんだろう。

中学生の頃、友人から「チンギス・ハーンと源義経同一人物説」をきいた。いやいや、ありえんでしょ、と思うけど、wikipediaにものってるし、結構有名な説だったらしい。
今回、それが記憶に残ってたんだと思う。
こうやって無駄な知識が増えるのが年とる醍醐味なんだろうな。

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