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火災報知器が作動して止め方わからず鳴りやまなかった30分

自分の仕事は外国人のスタッフさんに仕事を紹介したり、スタッフさんのために仕事をさがす営業をしています。またスタッフさんの住居もアパートを借りて寮としてスタッフさんに提供するということもしています。もちろん住居費は天引きで徴収しています。
今日は、その借り上げの寮の話です。さっき、21時くらいにその寮の住民から「tumunog ang alarm sa labas masyadong malakas!(外のアラームが鳴っている。とても大きい音だ大変だ)」などと連絡がありました。最初は大したことはないだろうと思っていましたが、ビデオコールにしてアラームが鳴っている状況をみると、廊下の外壁の防火ベルがけたたましくなっています。そのうしろではパトカーがサイレンを鳴らして駆けつけている音がきこえてきます。
「お!やばい」部屋の中の煙センサーのピーピーじゃなくて親玉の丸い赤い真ん中を割って押すと書いてあるベルがなっているとわかり、いそいでかけつけることにしました。今の今まで、オンデマンドでコンバットのエクササイズをしていたのですが、とりあえず切り上げました。
到着してみると警察官の方が3名ほどベルの音の正体を探ってくれていました。自分はとにかくこの音を止めなくてはとベルの小さなふたを開けたりしていましたが消し方がわかりません。ふと気づいたのですが階段横に警報管理盤みたいながありました。そこにベル停止、というボタンがあったので押したところ音が止みました。あ、よかった、と帰ろうとしましたら、警察の方が「警報がでているから消防を呼んだ、あなたは帰らないでください。あとこのアパートに住んでいる外国人さんとはどんなご関係ですか?」尋問が始まってしまいました。消防の方が到着し警報機を調べて「三階部分で警報がでています。念の為、3階4軒の部屋の室内の警報機を調べます」とスタッフさんの部屋3軒を調べることになりました。自分は「帰りたい、音止んだし、もういいじゃん」と思っていたけど、さすが消防さん、確実になるまでその場を去りません。(そりゃそうですね。消防がきて、なあなあで調べて帰って、戻った後に火災発生となったら消防の責任問題になりますものな)でも、ちょうどそのアパートは外壁塗装をしていて足場と遮音シートにおおわれているのでその塗装作業でセンサーが故障したのが原因ではないのかなあと思っていたのですが、消防は聞いてくれません。とにかく自分たちの責任を果たすことが第一なのですね。立派だなと思います。しかしつきあわされて通訳する立場にもなってほしいところではあります。時間はすでに22時30分帰りたい。住民のスタッフさんはなんか盛り上がっています。明るい国民性のフィリピンここにありというところですかね。
やっと、消防は誤作動と断定してひきあげることになりました。つかれたなあ。自分も帰ろと。明日管理会社に文句を言ってやる。


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